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セブンイレブンの店長は万引きする少年の腕を掴んだ。そして次の瞬間起こした行動に心が震え立つ。
その出来事が起こったのは、アメリカ・オハイオ州のセブンイレブンでした。店の奥の事務所で働いていた店長のジテンドラ・シンさんのもとに、アルバイト店員が早足で近づいてきたことから、物語は始まります。
左の男性が店長のシンさん
「お客が万引きしてると思います…」
アルバイト店員はシンさんにそっと告げました。シンさんは急いで監視カメラの録画を確認。すると確かに、客の一人が陳列された商品をポケットに突っ込む瞬間を確認できました。
シンさんはアルバイト店員に、警察に連絡するようにそっと指示すると、カウンターの方へ出向いて行きました。その客は、ちょうど他の商品の支払いをしているところでした。シンさんはその客に、こう言いました。
「他にも清算しなきゃいけないものがあるんじゃないのか。取ったものすべてを出して、カウンターの上に置きなさい。それができないのであれば、警察を呼ぶぞ」
そう言われた客は、まだ10代のあどけない少年でした。
言い逃れできないと悟ったのか、少年は「棚に戻すよ」と言ってきました。しかしシンさんは引き下がりません。
「いいや、取ったものすべてここに出しなさい」
少年は渋々、ガムやキャンディーをポケットから取り出しました。
シンさんはこう尋ねます。
「一体なぜ、こんなことをしたんだ?」
すると少年はこう答えました。
「お腹が減っていた…自分と、自分の弟のために取った」
それを聞いたシンさん、驚くべき行動を起こします。裏で警察に電話しようとしているアルバイト店員を呼んで、もう警察を呼ばなくて良いと告げたのです。そして少年にこう言いました。
「食べ物がいるのか?それならあげるよ。全然問題ない。ただ、ガムやキャンディは、食べ物とは呼ばないな」
その言葉通り、シンさんはビニール袋いっぱいに食料を詰めて少年に渡し、もう2度とこんなことはしないと約束させると、そのまま少年を家に帰したのです。
シンさんのこの思いやり溢れる行動は、ことの一部始終を見ていた他の客によってFacebookでシェアされることになりました。すぐに4000件の「いいね!」が集まるなど大きな反響を呼び、シンさんは近所のちょっとした有名人に。店を訪れるお客さんに、「あんたの行動は素晴らしい!良い行いをしたね!」とよく声をかけられるそうです。
シンさんのもとにはメディアから多くの取材も訪れ、その反響の大きさに戸惑いつつも、シンさんはこう語っています。
「あの少年は物を盗み、売り付けて金儲けするような犯罪者ではないと直感したんです。彼はまだ若い…通報することで、彼の経歴に傷をつけ、将来を棒に振って欲しくなかったんです」
いかがでしたか?少年がシンさんのこの寛容な行動に感化され、良い道を歩んでいけるように願うばかりです。この現代版レ・ミゼラブルのような話、ぜひシェアしてくださいね!
