凶悪犯罪に巻き込まれそうになった少女を救った男性

この世界は、ときに子供にとって危ない場所となることがあります。子供が危険にさらされることといえば一般的には病気か事故が多いかもしれませんが、子供の安全という観点でいえば親にとって最も恐ろしいのは、悪意を持った他の人間に危害を加えられることかもしれません。特に世界ではまだ誘拐などの犯罪は少なくなく、親は常に子供に目を配る必要があります。そんな厳しい世の中にあって、スコットランドのファルカークに住む2人の母親は今回地元のコミュニティーのありがたさを痛感する体験をしたようです。 

あるとき、2人の女の子が公園で遊んでいると、突然自転車に乗った男性が彼女たちの前に止まり、2人に近づいてきました。彼は2人に対し、林の中でジャケットを失くしてしまったので、一緒に探すのを手伝ってくれないかと誘いかけたそうです。男の言葉を真に受けた女の子たちは、そのまま男について林の中へと入っていきました。ところがこの男、実はジョン・バーミンガムという50歳の男性で、以前12歳の女の子にいたずらし、さらに11歳の女の子をレイプしようとしたとして、合計12年も服役していたという過去を持つ性犯罪者だったのです。  

実はこのとき、男性について林へ分け入っていく少女たちを、近くに住む「ヴァイパー(毒ヘビ)」というあだ名で知られていた男性が目撃していました。家の窓から偶然この様子を見ていた彼は、女の子たちに危険が及んでいると感じ、いてもたってもいられなくなったそうです。彼はすぐに16歳になる息子ブランドンを呼び、2人で女の子たちの後を追いかけることにしました。やがて男性たちに追い付いたヴァイパーは、女の子たちに今すぐ逃げるよう大きな声で呼びかけます。そして自分自身は男性につかみかかって地面に押さえつけ、警察に通報したのです。数分後、現場に到着した警察官が目にしたのは、顔から全身にかけてタトゥーだらけの姿で、軍服のような格好をした屈強な男性が、身なりの整ったひ弱そうな男性の上に馬乗りになっている状況でした。

警察はすぐにこの状況を理解し、英雄的な行動を取ったヴァイパーを称えました。彼の迅速で勇敢な行動がなければ、ひょっとすると恐ろしい犯罪がここで行われていたかもしれないのです。後日彼の行動に感謝した2人の女の子の母親の一人が、この話をFacebookに投稿したところ、瞬く間に世界中に広まっていったそうです。 

認めるべき事実として、子供は、例えばお菓子など様々な誘惑で簡単に騙されてしまいます。だからこそ、普段とは違うような出来事が起こったとき、私たち大人が正しい判断を下さなければならないのです。ヴァイパーは、そのことを自らの行動で私たちに示してくれたのではないでしょうか。女の子の母親の一人は、このヴァイパーの行動に感謝を表すため、「JustGiving」というサイトを立ち上げたそうです。

今回のエピソードから、私たちはもう一つのことを学びました。人は決して見た目だけで判断してはいけないという事です。一見恐ろしげなタトゥーをしながらも自らの行動で勇気を示したヴァイパーに拍手を送りましょう!

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