【リアルひょうたん島】ペルーにあるカラフルな浮島。が、観光客はその目を覆わずにいられない。なぜ?

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まるでジブリ映画みたい––

カラフルな彩りとファンタジーな世界観に、思わず見入ってしまった人も多いのではないでしょうか。しかし、これは紛れもなく現実に存在する空間です。

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ナスカの地上絵、マチュピチュなどと並び、ペルーが誇る神秘のひとつとして数えられるティティカカ湖。世界に20ほどしかないと言われる古代湖のひとつで、アンデス山脈、標高3810メートルに位置する美しい天空の湖です。

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その時点で相当ファンタジーなのですが、そのティティカカ湖に浮かぶ40の浮島『ウロス島』はさらに幻想的です。

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何を隠そう、この島々は、湖に生える植物のトトラ(葦)で作られた人口の島なのです。島は6畳ほどのものから350人が生活するものまで大小様々。深い青色の中に浮かぶ黄金色の島は、それだけで神々しい雰囲気を醸し出します。

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そこには、どんな人たちが住んでいるのでしょうか。

幻想的な島々の住人は、やはり異国情緒に溢れています。
ここウロス島の住人『ウル族』は、インカよりも古い歴史を持つ南米でも有数の古い部族で、湖に生息する魚や水鳥を捕ったり、畑でジャガイモを作って暮らしています。

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島々の上には学校や病院、教会などもあり、生活していく分にはまったく困りません。

カラフルな伝統衣装は、見るものの目を惹きつけます。

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ユニークな装飾はディテールまで見事。

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そもそもなぜ彼らは、このような浮島を作ったのでしょう?実は、ウロスの島民たちは弾けるような明るい笑顔の裏に、深い闇を抱えているのです。そもそもウル族の人たちは陸地に住む人々でした。しかしインカ帝国やスペインからの迫害を受け、陸地から追いやられてしまった結果、トトラで自分たちの島を作り上げるに至ったのです。

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また、中にはトトラで作った小舟で1〜2時間かけて学校へ通学している子供たちもおり、親たちは常に子供たちが生きて帰ってくるか不安でしかたがないそうです。

また、トトラの住民は、陸の住民に比べ、爪などからばい菌が侵入しやすいため、寿命が短いと言います。

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明るい笑顔の裏に、あまりにも悲しい過去を隠すウル族の人々。しかし、ウロス島はそのユニークな存在感と人々の魅力で、多くの観光客を引き寄せています。どんな苦境に面しても、持ち前の社交性と逞しさで生き抜いていくウル族の人々には心動かされずにいられません。皆さんもこの『リアルひょうたん島』に興味が湧いたら、ぜひ訪れてみてください。笑顔眩しいウル族の人々が歓迎してくれるでしょう。

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