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この女性の膣の中のあるものが性生活中に夫に噛み付いた。出てきた緑色の膿に、医師はようやく原因を突き止めた。

イギリス、ブライトン在住のテレサ・バートラムは自分と元パートナーを激痛で苦しめた悪夢のような体験をしました。テレサが息子を出産して以来、骨盤を痛めたことによる失禁などの一連の問題症状が始まったのでした。階段の昇降や咳、笑ったり鼻をかむといった単純動作ですら、尿漏れの原因となるのでした。これだけでもテレサを悩ませるに十分であるのに、更に悪いことに、失禁症状は性生活にも影響を及ぼすものでした。そのため、テレサは7年間にもわたり、パートナーとの性生活を拒否し続けていたのでした。

ついにこの状態にこれ以上耐えられなくなったテレサは症状改善の手術を受ける決意をしました。医師から TVT (膣弛緩防止テープ)を使用した手術処置を勧められました。柔軟性のないカーブした棒状の医療用プラスチック製器具を尿道下に埋め込み、恥骨の真上に装着させるという処置です。手術は順調に進み、テレサはようやく失禁から解放されるとワクワクしていました。テレサとパートナーも健全な性生活が送ることができると心待ちにしていました。

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しかし手術から2年後、TVTは少しづつテレサの膣の内壁を押し分けるように移動し、深刻な膿瘍の原因となっていたのです。テレサは自分の膣にそのようなパートナーに危険を及ぼしかねない異変が起きていることにも気づきませんでした。しかし、二人の性生活中に、パートナーが激痛に悲鳴を上げると、異常事態に気付いた二人は衝撃を受けました。

「TVTは膣の中で大きく成長した歯のようでした。彼のアソコは出血で真っ赤で、ベッドシーツは血まみれでした。それ以来、彼は私の下半身に恐怖感を抱くようになりました。まるで私のアソコが食虫植物の『ハエジゴク』で、恐るおそる近く彼はハエのようでした」

ここ数年にわたりテレサの健康状態は悪化する一方でしたが、医師の診察を受けても原因は不明でした。当初、医師らは過敏性腸症候群と診断し、テレサの胆嚢を取り除く手術をしました。しかし、テレサの下半身に埋め込まれたインプラントは疑惑の目が向けられることなく、膣から緑色の悪臭を放つ膿が出てくることに気づくまで体内に留まったままでした。検査の結果、TVTにより膿瘍ができていたことが判明しました。事態は深刻で、腫瘍はテレサの骨盤にも広がっており、軟骨を硬化させるまでに成長していたのです。

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不適切な状態で体内に埋め込まれたTVTによって、テレサをこのように苦しめる合併症を引き起こされたということが判明しました。TVTの除去手術の後、テレサは再び以前にも増して重度の失禁に悩まされ、膣の感覚を失いました。

「TVTのインプラント治療が失禁を解消し、性生活に前向きになることができると勧められましたが、実際には私の人生を台無しにするものでした」苦々しくテレサは語りました。

問題となっているTVT手術ですが、現在も有効な治療方法として日本を含む多くの国々で施術されています。スコットランドでは2年前に禁止されました。

テレサの症例のように、リスクを伴う治療方法であるという認識が浸透し、今後テレサ同様に治療が原因の諸症状に苦しむ人が出ることのないよう祈るばかりです。