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休暇でビーチにいた女性に、突然一人の男性が近づいてきた。次に起こったことは、悪夢そのものだった!

22歳になるソフィー・アキスは、最近家族や仲の良い友人たちと共に、モロッコのアガディールというビーチに旅行に出かけました。

そこでソフィーは「ヘナタトゥー」に心を惹かれたといいます。です。ヘナタトゥーとは、植物由来の塗料に使った「消える」タトゥーです。一般的なタトゥーとは違い、数週間で自然に跡が肌に残ることなく消えていきます。さまざまな国で儀式に用いられ、ファッションとしても人気を集めています。ソフィーが訪れていた北アフリカでは、手や手首のあたりにヘナタトゥーを施すのが一般的だそうです。

 

ソフィーはヘナタトゥーを試してみたいと考えました。そこで、実際にタトゥーを入れる前に、アレルギー反応がないかどうかを試すための24時間のスキンテストを行ったといいます。幸いテストの結果は良好で、何も問題がないことを確認したソフィーは美しいデザインのヘナタトゥーを入れることを決断します。

ちょうどビーチで日光浴をしていたとき、一人のタトゥーアーティストが近づいてきてヘナタトゥーを入れましょうかと話しかけてきたそうです。ソフィーは喜んでその提案を受け入れ、その場でタトゥーをいれてもらいました。手から手首にかけて施された美しいヘナのデザインに彼女は非常に満足しました。

しかし、ソフィーの喜びはすぐに落胆へと変わることになります。タトゥーを入れてから数時間後、手が大きく腫れ、ただれ始めたのです。肌のヒリヒリ感はどんどんと強くなり、すぐに患部全体が赤みを帯びていきました。

痛みが耐えられないほどになり、どうしたらいいかわからなくなったソフィーは母国であるトルコに早く戻ることを決めます。トルコに入国するや否や近くの病院へと駆け込みました。

医師の診断によると、この症状はやはりアレルギー反応だということでした。結局ソフィーは患部をヨウ素液に2日間浸し、特殊なコルチゾンクリームを塗る治療を受けました。

「ソフィーは今でも痛みに苦しんでいる」ソフィーの母親ウェンディーは話します。当時、彼女もまたソフィーと共にアガディールに行っていたそうです。「しっかり治して、傷跡が残らないでくれればいいのだけれど」

このような被害に遭ったのはソフィーだけではありません。タトゥーと日光が反応してしまったり、品質の悪いヘナが使われたことによって同様のアレルギー問題を抱える旅行者が毎年増えているそうです。ソフィーのように、スキンテストをしっかり行ったにもかかわらず激しい症状が出ることもあるため、例えどれほど慎重になったとしても被害を完全に防ぐことはできないというのが現状です。さらにソフィーの場合は、そのままビーチでやってもらったというのはやはりあまり良い選択ではなかったかもしれません。簡単で気軽にできるヘナタトゥーでもアレルギーを発症する危険があることは忘れてはいけません。信頼できるお店を探すか、自分で行うなら必ずパッチテストをするように心がけましょう。