飼い主はペットの犬のある行動の裏に隠された辛い過去を知る

ある家族が最近、動物保護施設から一匹の犬を引き取りました。犬が優しい性質を現し、好んで抱きしめられるようになると、家族も犬が心を開いた様子にホッとしました。

犬の散歩を楽しみ、公園でボール投げで遊び、いくつかの簡単な芸を覚えました。新しい家族の一員として、一家にとっては完璧な犬でした。しかし一つだけ奇妙なことがあったのです。

犬は毎晩、夫婦のベッドの側に座り二人が眠りにつくまでじっと見つめているのでした。夜中に夫婦が目を覚ますときも、犬は眠らず同じ場所に座り続け二人をじっと見ているのです。夫婦にとっては、なんとも落ち着かない状況でした。数週間が過ぎ、夫婦はこれまで犬が眠っているのを見たことがないことに気づきました。半目を閉じてイビキをかいていることはありましたが、実際に熟睡している姿を目にしたことはなかったのです。

Flickr/dainec

犬が病気なのでは、と心配になった家族は犬を動物病院に連れて行きました。しかし検査をしても特に異常は見つかりませんでした。

Greyhound eye

犬が身体的に健康であるとを安心した一方で、なぜこのような異常な行動をとるのか原因を探ろうと考えました。それには、犬の過去についてより深く知る必要がありました。そこで家族は犬を引き取った動物保護施設を訪ねます。

 施設職員に夜間の不審行動について説明した家族に、痛ましい真相が告げられました。

Flickr/[email protected]

実は犬の以前の飼い主は、犬が熟睡するまで待ち、犬のベッドごと動物保護施設に持ち込んだことが判明したのです。犬は深く眠り続けていたため何が起きているのか気づきませんでした。目覚めたときはすでに施設に居て、飼い主に二度と会うこともできませんでした。

この悲しい過去に、家族は涙せずにはいられませんでした。急いで家に帰ると犬のベッドを夫婦のベッドの横に置きました。犬に家族の一員としていつも一緒であるということを示したかったのです。

その日以来、犬は夫婦の寝室で眠るようになりました。犬の不思議な行動が一体何を意味するものであるのか理解するまでに数週間かかりましたが、夫婦の明確な意思表示に犬はすっかり安心したようで、やがて犬は大いびきをかいて眠ってくれるようになりました。ようやく本当の居場所を見つけ、安心して眠れるようになったのです。

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