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セルフィーをFacebookに投稿した女性。そこに写っていたものは、1時間後に恐ろしい凶器に姿を変える。

Crime Scene

今から2年前、カナダである若い女性が殺されるという悲しい事件が起こりました。その事件を解決に導いたのは、皆さんもきっと使っているある意外なツールでした。

当時18歳のシャイアン・ローズ・アントワーヌとブリトニー・ガーゴル(写真上)。2人は絶対に離れられない親友でした…ブリトニーが、道端で遺体で発見されるまでは。2015年のことでした。
死の前日にブリトニーと一緒にいたと言うシャイロンは警察にこう話しました。
「何軒かのバーで飲んでいたところ、ブリトニーは見知らぬ男と一緒にどこかへ消えてしまった」
しかし警察はその後、シャイアンが友人にブリトニーを殺してしまったと漏らしていたと言う情報を得ます。警察はシャイアンに疑いの目を向けたものの、決定的な証拠はありませんでした。

そしてついに先日、この事件に決着がつきます。シャイアンはブリトニーを殺害した罪に問われ、懲役7年の実刑判決が下されたのです。シャイアンを有罪にしたもの、それはFacebookに投稿されたセルフィーでした。ブリトニーの死の数時間前にFacebookに投稿されたこの写真。シャイアンがこのセルフィーの中でつけているベルトが、現場で発見されたブリトニーを絞殺したとみられるベルトと一致したのです。

シャイアンは罪を認めました。その晩、2人は酒に酔っており、ドラッグも使用していました。ひょんなことで口論に発展した末にシャイアンはブリトニーを絞め殺したのです。挙げ句の果てにシャイアンは捜査を錯乱させるため、「どこにいるの?」「全然メッセージくれないね。無事に家に帰れた?」などの安否を気遣うようなメッセージをブリトニーのFacebookに送信していました。 さらにブリトニーの死後、証拠となってしまったブリトニーと一緒に写ったセルフィーに、こんなコメントまでしています。
「あなたがいなくて寂しいわ!もし天国に面会時間があるなら、会いに行くのに…」

Legal Gavel & Open Law Book

シャイアンはこうコメントを残しています。
「自分自身のことを許せる日は来ないでしょう。ブリトニーはもう戻って来ない」

シャイアンは、警察を錯乱するためにFacebookを使用しました。しかし、その罪を暴いたのもまたFacebookだったのです。小説よりも奇妙なこの事件。殺人事件の立証方法は時代に合わせてこれからもどんどん変化していくことでしょう。