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ジーンとくる話

火事で燃え盛る家屋に5回も戻ったネコ。その理由を知って、あなたは涙する。

世の中には限界を知らないものがあります。「母性愛」などがそうではないでしょうか。時として、自然界には自らの命を犠牲にしてでも子供立ちを助けようとする究極の母性愛を見せる動物たちがいます。そんな話を聞く度に、心が締め付けられると同時に、深く感動させられるものです。

これはメス猫の「スカーレット」の物語です。路上に暮らす野良猫だったスカーレットは、廃墟のガレージの中に安全な寝どころを見つけ、そこで子猫を5匹生みました。

You Tube/Sad Useless

しかしある日、その廃墟が火事になってしまったのです。その建物は廃墟でしたが、ときどきドラッグ中毒者の出入りがあったのです。原因は火の不始末でした。

子猫たちはまだ歩けません。このままでは死んでしまう。スカーレットはその状況の中で、信じられない行動に出ます。

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通報を受け、現場に到着した消防隊は言葉を失いました。建物の外にいたのは5匹の小さな子猫と、全身に火傷を負った母猫でした。スカーレットは火が燃え盛る建物の中に5回も戻り、子猫たちを一匹ずつ口にくわえて安全な場所へと救出していたのです。

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1人の消防士がスカーレットと子猫たちを箱に入れ、獣医へと急ぎます。助かるかどうかは猫たちの生命力にかかっていました。スカーレットはタダレた皮膚に目を塞がれて視力を失い、瀕死の状態にありながらも、力を振り絞って子猫たちを1匹ずつ鼻先で確認していたそうです。

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獣医はすぐさま治療にとりかかりました。口元、鼻、足に酷い火傷を負い、耳が一部燃えてなくなってたスカーレットは重症でした。5匹の子猫の内1匹は、残念ながら、救出後まもなく亡くなってしまいます。

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しかし残りの4匹は奇跡的にも、それぞれ小さな傷を負っているだけでした。スカーレットもその後も集中治療で1週間を過ごしましたが、一命を取りとめました。母猫と子猫たちはその後、少しずつ回復していきます。

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この母猫の物語は瞬く間に広まり、新聞やテレビでも取り上げらました。多くの人がスカーレットの勇気ある行動に心を打たれ、スカーレットが保護されていたシェルターには、猫たちを引き取りたいという人々から7000通を越える手紙が寄せられました。

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火事から3か月後、スカーレットはカレン・ウェレンという女性に、そして子猫たちは2匹ずつ別々の家族に引き取られていきました。

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火傷の後遺症で免疫力が弱いスカーレットは、今でも薬を飲み続けています。新しい飼い主のカレンにとって、スカーレットはすでにかけがえのない友人、そして大切な家族です。カレン自身も酷い事故の経験があり、小さな友人の気持ちがよく分かるといいます。

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スカーレットは現在、愛に包まれた安全な環境で穏やかな生活を送っています。

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こちらは、スカーレットのエピソードを紹介したニュース番組の動画です。(英語音声のみ)

子猫たちを助けるために火の中に飛び込んでいったスカーレットの勇気に感動しました。これは少し前に起こった出来事ですが、母猫スカーレットの物語はこれからも語り継がれることでしょう。あなたもスカーレットの強さに心を動かされたなら、シェアしてください。母は強い!