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ジーンとくる話

3年の命と思われた奇形の子犬を、それでも引き取った。5年後の姿を見て!

アメリカ、ニューヨーク州ロングアイランド在住のアーニー・アルタミラノは、動物保護施設から子犬を引き取りたいと考えていました。そして訪れた動物シェルターで、小さなピットブルのサッシーを選びました。

シェルターの職員は、サッシーが近親交配が原因とみられる先天性異常を患っているため、長くても3年の命だろうと忠告しました。子犬は小人症を抱える他、内反膝、足の形成不全、大き過ぎる舌など、その他にも多くの健康問題を抱えていました。

遺伝的特徴を「修正」しようとする一部のブリーダーによって犬の近親交配は頻繁に行われています。結果、犬の祖父母犬が実際には兄弟姉妹犬であったり、母犬が祖母犬でもある、などの事例が発生します。これは犬の血統を守り、いわゆる魅力的な犬種品質の保持するために行われる手段で、利潤を目的としたブリーダー側とって好ましい効果が得られる一方、遺伝作用の弊害により数多くの犬が奇形や障害を抱えて生まれてくるのも事実です。

しかしサッシーがすっかり気に入ったアーニーの意思は固く、彼女はサッシーを自宅に迎え入れました。アーニー宅でサッシーは新しい家族達に出会います。アーニーのペットの二匹のワンコ、チーキー・ゴンザレスとドーリー・パートンです。

新生活でサッシーはすっかり変わりました。幸せに暮らす姿は、障害を背負っているなどと思えないほどです。

そして5年半が過ぎた今もサッシーは健在です!

長くても3年と言われた余命年数を超え、サッシーの生きる力を信じたアーニーの信念が正しかったことが証明されました。

これからもサッシーが困難を打ち破り、犬仲間を含めた家族の愛情に囲まれて健やかに犬生を楽しむことができますように!