19歳の時、彼女はレイプされた。後遺症に苦む彼女に回復の力を与えたのは、この不思議な出会いだった。

サラ・バーリーは美しく魅力的な28歳の女性です。一見、幸福に満ち溢れたかのように見えるサラですがその人生はときに辛く厳しいものでした。

Facebook/Maerten Tjerk Hidde Rijpstra

約10年前、19歳のサラは心身ともに健康で、溌剌とした社交的な若い女性でした。しかしレイプ被害に遭ったことからサラを取り巻く全てが変わってしまいました。

サラは深刻なトラウマに苦しみ、心的外傷後ストレス、極度の摂食障害を患い、恐怖と不安に苛まれる毎日を過していました。一時期は、毎朝の2〜3粒のレーズンとクルミしか食べ物を口にできないほどだったといいます。当時の体重はわずか40キロ。家族と友人はなんとかしてサラをこの現状から立ち直らせようと必死でしたが、彼女を救い出す手立ては何一つ分からない状況でした。

この困難な時期に、サラは狼と狼犬のための保護施設を運営する従兄弟達を訪ねました。そしてその訪問先で、不思議な素晴らしい経験をします。

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サラと狼の群れの間に、親密な絆が芽生えたのです。

Instagram/ wolf__guard

「私は何もかもに怯えていました。でもその日、狼の囲いの中に入ったとき、初めて脳が黙ってくれたのです。自分を傷つけかねない捕食動物と一緒に居る状況に置かれると、脳は自然とそれに集中します。果てのない虚像の脅威に怯え続けていた私は、実際に向き合っている脅威に意識を集中することで、現実へと引き戻されたのです」

狼との遭遇した瞬間、サラがこれまで無意識のうちに抑制しようとしてきた恐怖や、その他の馴染みある感情が心の底から沸き上がってきました。

「狼たちと長時間を共に過ごすようになってから最初のうちは、ものすごく意識が敏感な状態でした。怖いと感じる瞬間も幾度かありました。でもそんな恐怖を受け入れることで感情を少しずつ取り戻していったんです。それまでの私は身の回りの全てに怯えていました。けれど狼と一緒にいることで物事に対して集中する重要性や、恐怖といった感情を抱くことへのもっともな理由を再度認識することができました」

「物事に関心を持ち尊重する気持ち、それにきっと救われたんだと思います。トラウマを克服し、立ち直る力を授けてくれました」とサラはこの精神的な治癒過程を振り返りました。

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狼との交流は、サラを情緒的にも精神的にも支えてくれました。少しずつ自信を取り戻したサラは、再び食事が摂れるようになっていきます。

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サラはその後トラウマを脱却し、心の平穏を得ることができました。また、マシュー・ウィッテムに出会いました。狼愛好家でもあるマシューとサラは強い絆で結ばれています。2人はニューハンプシャー州に移り住み、保護施設の何十匹もの動物の世話に従事しているそうです。

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満足に食べることもできず恐怖と不安から抜け出せずにいた若い女性は今、野生・半野生の動物たちと日々を過しています。

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「もう誰からも襲われることはないでしょう。狼と生活しているんですから。狼との生活は私にとって安堵をもたらしてくれます」

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こちらから狼犬と遊ぶサラの姿を視聴できます。

サラの元気な姿は、同様のトラウマに苦しむ多くの被害者たちに希望を与えています。

自身の被害と克服のエピソードを勇気を持ってシェアしてくれたサラの、これからの人生を応援しています。

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