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銃乱射事件の最中に兄弟が交わしたメッセージ
2月14日、米東南部フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で全米を震撼させる凄惨な事件が発生しました。元生徒ニコラス・クルーズ容疑者(19歳)による銃乱射事件が起こったのです。17人が犠牲となり、約40人が重軽傷を負い病院に搬送されました。校内での銃乱射事件では史上2番目に最多の被害者数です。銃声の鳴り響く校内で死と隣り合わせになった生徒や教師、学校職員の体験した恐怖は想像を絶します。
事件発生時に同校に通う2人の兄弟、18歳のサムと14歳のマシュー・ズィーフは緊迫した状況下でSMSで互いの安否を確認し合いました。命の危機に脅かされつつもお互いを思いやる兄弟の愛情に溢れたシンプルなメッセージは事件後公開され、多くの人々の心を打ちました。
Scariest part of it all was knowing my little brother was right above me and not knowing if I would ever see him again. I’ve never really treated him the way he deserved. Not anymore. Seeing his face outside of school was the most relief I had ever felt. My prayers to all. pic.twitter.com/Iq8CHVNXd0
— Uncle Sam Zeif #Douglasstrong (@SzZeif) 2018年2月15日
サム:大丈夫か?
マシュー:たぶん。大好きだよ、ただそれだけ。
サム:俺も大好きだよ。
マシュー:僕にとってこれからもずっと最高のお兄ちゃんだよ。
サム:俺たちはここから無事に抜け出すぞ、約束する。
マシュー:サム?
サム:何?
マシュー:警察は来てるの?先生が死んだ。
サム:うん。
マシュー:彼は出入り口にいるよ。
I got the best fam out here #wheremichael pic.twitter.com/eDMWWGo2Ll
— Uncle Sam Zeif #Douglasstrong (@SzZeif) 21. Oktober 2016
サム:(警察が到着したかどうか)わからない。
マシュー:3階にいるんだけど大丈夫かな?
サム:じっとしてろ。何もするな、じっとしてろよ!
サム:答えてくれ。
マシュー:うん。
サム:たのむから隠れてろよ。
マシュー:うん、大丈夫?
サム:大丈夫。お前は?
マシュー:うん。
サム:マシュー、俺は校舎の外だ。警察はそっちに来たか?
サムは弟とのこのやり取りに以下のコメントを添えてTwitterに投稿しました。
「何よりも怖かったのは自分の弟が上の階にいて、弟にまた会えるかどうかも分からない状況だったこと。これまで弟に対していい兄じゃなかったけど、もうそんなことはしない。校舎の外で弟の顔を見てこれまで生きてきた中で最も安堵した。みんなのために祈ります」
今後このような悲惨な事件が繰り返されることのないよう、こうした切迫した会話が交わされる必要のないよう、祈るばかりです。
犠牲となった17人とご家族に心よりご冥福をお祈りいたします。