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青春を謳歌していた21歳のロシア人女性を襲った恐ろしい交通事故。しかし目を覚ました時に待ち受けたものはさらに恐ろしい。

Twitter@siberian_times

ロシア人のマリア・レベジェヴァは世界の頂点にいました。21歳のマリアは「学校で一番美人」と言われるほどの素晴らしい美貌を持ち、成績も優秀。明るい性格で多くの友達に囲まれ、まさにロシアのリア充、絵に描いたような青春の真っ只中にいました。そんな人気者のマリアを突然の悲劇が襲います。

それは2016年のある夏の日のことでした。淡いブルーのドレスに身を包んだマリアは最高にハッピーでした。その日はマリアが通っていたノヴォシビルスクにある大学の卒業パーティ。マリアは優等賞を獲得して法律の学位を手にし、その日は人生で最も輝ける日して彼女の記憶に永遠に残るはずでした。

Twitter@@Mamafih365

マリアには付き合って4年になるの恋人アンドレイがいました。マリアと数名の友人たちはその日の夜、アンドレイの運転する車で遊びに向かっていましたが、怒りっぽいアンドレイは些細なことでマリアと口論に。特に急いでいなかったにもかかわらず、アンドレイの運転は非常に荒々しいものでした。

その結果、起こってしまった悲劇は皆さんのご想像の通りです。左折しようとした車に、時速80キロで突っ込んだのです!

その凄惨な事故の瞬間は、偶然にもカメラに収められています。
※衝撃的な映像を含みます

エアバッグのおかげで、アンドレイと友人たちは無傷でした。しかしマリアは、脳と骨盤に激しいダメージを負い、10日間の昏睡状態に陥りました。

マリアが目を覚ましたとき、両親が神に感謝したのもつかの間、驚くべき事実が判明します…マリアは視力を失い、さらに2年分の記憶がすっぽりと抜け落ちていたのです。人生でもっとも輝いていたときの記憶です。さらに、容姿も大きく変わってしまいました。重い視覚障害を負いマリアは過去の人生の全てを失ったのです。

Twitter@siberian_times

「好きだったダンスもランニングも、全て諦めなければなりませんでした」マリアは言います。そして何より辛かったのは、自分の周りから去っていく友人たちです。
「彼らのことを友達だと思っていました。しかしすぐに本当ことを悟りました…友達などではなく、ただの『知り合い』に過ぎなかったのです」
人気者だったマリアでしたが、今となっては優しくしてくれるのは家族と数名の親友だけです。「周囲からの好奇の目を感じます。特に高齢の女性たちが私のことを哀れむ声が聞こえてきます」そして自分一人でできなくなってしまったことの多さに深い悲しみを感じています。

事故を起こしたアンドレイは何度か病院にお見舞いに来ましたが、その来訪もやがてなくなりました。両親はアンドレイに治療費約400万円を請求しましたが、結局裁判所の判断で約200万円の支払いに終わりました。とても治療の全てをカバーできる額ではありません。

マリアはこう言います。「アンドレイはあまり反省していないようでした。私のもとに訪れた時も、こう言ったんです。『俺だけの責任じゃない。お前も悪い』と。今となっては思い出したくもありません」

マリアはより良い治療を求め1年で5つもの病院に通いましたが、目に見えた改善は見られていません。近々、視力を取り戻すために地元病院で幹細胞治療を始める予定ですが、脊椎の問題も根強く残っています。ベッドから起きるときも眠りにつくときも、四六時中激しい痛みに襲われ、気の休まるときもありません。

しかし全ての希望が失われたわけではありません。客室乗務員になりたいという夢が厳しいリハビリテーションの中でも前に進んでいく原動力となっています。

マリアの現在の様子は以下の動画でご覧いただけます。十分な損害賠償を得られなかったこともあり、マリアの家族は経済的に苦しい状況だと言います。マリアの家族は寄付を募っていますので、サポートしてあげたい方はぜひ以下のペイパルアカウントへ『Maria』と注釈を入れて送金してあげてください。PayPal account: [email protected]

また、このストーリーをまわりにシェアすることも家族にとって大きなサポートとなりえます。マリアがふたたび自分の力で生きていけるよう、ぜひこのストーリーを世界に広めてください。