びっくり

このロシア人女性は30歳を超えた今でも自分で着る服を選ばない。その理由を聞くと不安になる。

1989年ロシア生まれのアンゲリカ・ケノヴァは、一見すると人がうらやむような人生を送っているように見えます。美しく、完璧なプロポーションを持っており、まるでおとぎ話の中に生きているかのようです。しかし、彼女の華やかな姿の裏には様々なものが隠されているのです。

6歳までは普通の女の子として育てられたという彼女は、6歳から突如として両親に「生きた人形」として扱われるようになります。彼女が着るものや食べるもの、出かけるところなど、すべて親が決めてきたのです。彼女は今でも親と一緒に暮らしており、彼女自身が決断を下すようなことはほとんどないそうです。

彼女の両親の最終的なゴールは、娘をバービー人形のように仕立て上げるということでした。アンゲリカの写真を見れば、両親の努力はかなりうまくいっているということができるかもしれません。

本物の人形に近すぎて、逆に異様な雰囲気が見て取れるようですが…

母親はアンゲリカのトレーニングや食事のプランを担当しているそうです。彼女は娘がバービー人形としての見た目を維持するためだけに計画を立てます。

彼女は自分自身が至って「普通」の女性だと話し、親から譲りうけた美貌とそれを保つための惜しみない協力に感謝しているといいます。彼女によれば、決して強制されているようなことは何もないのだそうです。

「バービーは、世界中の女の子にとって理想の姿であり、永遠のアイドルよ。こんなに簡単にバービーのような姿を手に入れることができて、私はとてもラッキーだと思うわ」両親と一緒に立ちながらアンゲリカは話します。彼女の体は体重が45キロほどしかなく、ウエストのサイズは何と50センチほどだということです。アンゲリカは毎日ジムで何時間もの時間をトレーニングに費やしていますが、本人は現在この上なく幸せなのだといいます。

現在の彼女の夢は世界中に有名となることだということですが、今のところその挑戦はうまくいっているようです。彼女のInstagramのフォロワーは50万人、世界的な知名度もなかなかのものです。

しかし、ネット上で多くのファンを抱えるようになったアンゲリカですが、唯一人生に欠けているものがあるのだといいます。それはロマンティックな出会いです。「なかなか難しいのよ。母がいつも一緒にいるから」彼女は話します。「知り合いの男性はみんなただの友達なのよ」

彼女はこれまで一度も家を出て一人暮らしをしたいと思ったことはないそうです。そんなことをすれば家族を悲しませてしまうことになってしまうと考えているから。自分は両親に大きな借りがあるのだと彼女は話します。「両親は私に本当にたくさんのものを与えてくれたわ。親が私にしてくれたことすべてに対して感謝してるの」現在彼女は家族の「愛の巣」から出ようと考えているわけではありませんが、それでもいつか素敵な王子様（つまりケン）が彼女を迎えに来てくれることを夢見ているそうです。

その時が来るまでの間、彼女は自分のピンク色の人形の世界の中で、これまでと同じような生活を続けていきます。

アンゲリカは言います。独り立ちするのなんかいつでもできるのよ、と。もちろんそれならば何の問題もありませんが、自立のタイミングが遅れれば遅れるほど難しくなるということは皆誰もが知っています。いずれにしても、彼女自身が幸せなのであればそれに越したことはないですね。アンゲリカがこれからも素晴らしい人生を送れるよう願います！

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