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ジーンとくる話

リードに繋がれていないピットブルが泣き叫ぶ子供の元へ駆け寄る。飼い主は次の瞬間起こったことを目撃した。

近ごろ、ステイシー・レイ・イングリッシュという女性がFacebookに投稿した内容が話題となっています。その内容とは、ある日の夜彼女の弟が、飼い犬のピットブル犬をリードをつけずに散歩していたときのエピソードです。

「この前うちの弟が、うちで飼ってるピットブルのミックスのハーリーと夜の10時ごろ散歩に出かけたんだけど、時間もかなり遅いし大丈夫かと思って、リードを外して好き勝手に走り回らせていたらしいの。そのとき突然小さな男の子の叫び声がして、弟が気づいたときにはハーリーがその声に向かってダッシュしはじめたんだって。弟が必死になって後を追いかけていったら、そこには男の子と、なんとヘビがいたの。アメリカマムシっていう毒ヘビらしいんだけど、先にその現場に到着していたハーリーが、そのヘビを捉えて、ブンブン振り回していたそうなの。

 

Ein von @deadsnake_greg geteilter Beitrag am

後で調べたら、ハーリーの攻撃でもうヘビは死んでいた。ちなみに、ヘビから逃げることに成功したその男の子は、一目散に母親の運転する車のところに駆け寄っていって、弟が何か聞くヒマもなくすごい勢いでその場から車で走り去っていったんだって。もしかしたらヘビに咬まれてしまったから、急いで病院に向かったのかもしれない。弟が保健所に連絡すると、警察の人たちも現場に駆け付けてハーリーが咬まれていないかを確認した。

実際弟もその時になって初めて気づいたらしいんだけど、ハーリーは血まみれで、首のあたりが腫れてただけじゃなくて、口から泡を吹いていたんだって。で、よく確認したら、上唇のあたりに咬まれた跡があったの。弟はすぐにハーリーを抱えてデントン動物病院に駆け込んだ。アメリカマムシに咬まれると血が固まる機能に問題が起きてしまうらしいから、彼は動物病院に泊まり込んで、検査を受けるハーリーに一晩中付き添った。おかげでハーリーは朝にはだいぶ良くなったみたい。まだ顔と首のあたりが腫れていたらしいけど。

後でわかったんだけど、どうやらその男の子はたまたまアメリカマムシの巣に近づいてしまったそうで、ハーリーのおかげで最悪の事態は免れたみたい。今私たちはその男の子を探しているの。あの後大丈夫だったか確認したくてね。ちなみにこれがうちのヒーローのハーリー。ミックス犬なんてただの雑種だろ、なんて言う人がたまにいるけど、そんな人にはハーリーの勇敢なエピソードをぜひ知ってもらいたい」

ピットブルといえば闘犬としてのイメージが強いですが、彼らも決して生まれつき凶暴だというわけではありません。ハーリーは自らの命を危険にさらしてまで小さな男の子を救いました。ハーリーの正義の心と勇気がわかるエピソードとなりましたね。

リードを外して散歩中の犬に飼い犬や子供が噛まれる痛ましい事件は後を絶ちませんが、今回は偶然にも吉と転じたようです。とはいえ、咬傷事故や犬の交通事故防止のためにもたとえ夜間であってもリードにつなぐことは重要です。