夫が戦死してから60年後、妻は彼がヒーローだったことを知る

アメリカのテキサス州出身のペギー・ハリスは常に微笑みを絶やさない人ですが、若い頃から悲しみを胸の中に秘めていました。

Youtube/CBSNews

1944年、若く美しいペギーは、当時22歳だったパイロットのビリーと出会い、恋に落ちて結婚しました。

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二人は新しい生活を始めましたが、新婚してから数週間後にビリーはヨーロッパ戦線に送られます。彼は軍人として戦地に赴かなければならなかったのです。

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戦地にいるビリーとの連絡は、それからすぐに途絶えてしまいます。

ペギーは、来る日も来る日もビリーの身に何が起こったのかを心配でし、何週間も何ヶ月も待ちましたが音沙汰がありませんでした。やがて終戦を迎えても、ビリーの行方に関する情報は何も入ってきませんでした。

ベギーは「ただいま!」と言ってビリーが帰ってくるのを待っていましたが、年月は過ぎ、ただ悲しみが増していくのみでした。

ビリーが消えてしまってから何年が経っても、、ペギーはビリー以外の男性と関係を持つことはありませんでした。最愛のビリーへの愛を裏切ることはできなかったのです。そしてさらに歳月が過ぎ、ペギーはビリーの生存の可能性が非常に低いことを悟ります。もし生きていたとしたら、何らかの方法で彼女に連絡を取っているはずだったからです。

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ビリーの親戚が真実を知るために調査を始めたのは、終戦から60年後のことでした。そして軍の記録から、ビリーの戦死の事実を突き止めます。ビリーが亡くなっていた事実自体に家族は驚きませんでしたが、彼の死を取り巻く状況に驚かされることになります。

記録によると、ビリーはペギーとの結婚からわずか6週間後の1944年に亡くなっていたことがわかりました。ノルマンディ上空で襲撃され、近くのレ・ヴォントという小さな村に墜落したのです。それを目撃した村民によれば、ビリーは最後の力を振り絞り、集落をギリギリのところで避け、自分以外に犠牲者を出すことなく墜落していったとのことでした。これにより多くの命が救われ、村民は彼を英雄とした称えました。

ビリーが亡くなっていたとの話を聞いたペギーはもちろん悲しみました。しかし、真実を知ったことにより気持ちはいくらか楽になったといいます。そして墓参りのために、フランスを訪れることにしました。

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ペギーがレ・ヴォントに着くと、さらなる驚きが待ち受けていました。村のメインストリートには、英雄をたたえるべくビリーの名前が冠されていたのです。

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この村ではフランスの解放と英雄ビリーを讃え、年に3回パレードが行われます。Youtube/CBSNews

この91歳の男性は唯一の生き証人で、当時の様子をペギーさんに語ってくれました。

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この男性を含めた村人の男性たちが、墜落時にビリーの遺体を村まで運びました。それ以来60年間、毎年同じ日に墜落現場で手を合わせていたそうです。

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ビリーの亡骸はその後村の墓地からノルマンディの墓地に移されましたが、レ・ヴォントの墓はいまでも残されています。

ペギーは亡くなった夫の面倒を見てくれた村民に感謝しました。その内の一人が「彼を助けることができなかった」と残念がると、ペギーは「十分ですよ」と答えました。

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ペギーは以来毎年、レ・ヴォントに戻っています。村の人々は村を救ってくれた英雄の妻を温かく迎えてくれています。

こちらが感動のビデオです。

ビリー、ペギーそしてレ・ヴォントの村民の方々も、みんな素晴らしい心の持ち主ですね。ビリーも天国からきっと微笑んでいることでしょう。

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