ゴミとして捨てられ餓死直前で発見 パトリックと名付けられた犬の物語

飼い主によって虐待され飢餓状態にまで追いやられた動物たちの話を聞くと、誰もが言葉を失い感情的になってしまいます。 アメリカのニュージャージー州の動物権利団体Associated Humane Socieities' Newark Animal Shelterがある日ゴミ箱の中で見つけたのは、これまで見たことがないほど衝撃的なものでした。

Garbage

ビニール袋の中に彼らが見つけたのは、悲惨な状態の一匹の犬でした。痩せ細った体は骨と皮だけになり、生きていることが信じられないほどでした。

どうやって犬がゴミ箱に行き着いたのかはわかりませんでしたが、後日登録チップから以前の飼い主が特定されました。この飼い主は、食べ物を与えられてい犬がゆっくりと衰弱していくのを、何を思って見ていたのでしょうか。

犬はレスキュー隊員の名前をとって「パトリック」と名付けられました。パトリックは発見後にすぐに動物病院に運ばれましたが、命は細い糸でようやく繋がっているようなものでした。あまりに長い間食べ物を胃に入れていないため、突然大量の食べ物を与えるわけにはいきません。ゆっくりと食べ物に慣れさせていく必要がありました。

脂肪をほとんど失ってしまったパトリックの体の体温は、急激に低下する危険があったため、温熱シートと毛布を使って体を温めました。パトリックが生き延びることができるかは、この時点では誰も分かりませんでした。

治療を受けながら、パトリックは多くの人間と出会い、献身的なケアを受けることができました。心無い飼い主のせいで死にかけたパトリックが、初めて人の優しさに触れることができた時期でした。

そして奇跡が起こります。数日後パトリックは外で用が足せるようになったのです。まだ体は弱りきっていましたが、それから日が経つごとに回復への望みが膨らんでいきました。

パトリックがこれまでの体と心のトラウマから回復するまでには、とても長い時間がかかりました。人に対する恐怖心は、なかなか薄れることはありませんでした。

その後パトリックは、新しい飼い主の元へ引き取られていきました。今は体も健康になり、愛情をいっぱい受けながら元気に暮らしています。

動物に対して冷酷な人は、動物を飼うどころか近寄る資格もないはずです。結局、パトリックの以前の飼い主は別件で逮捕されていたそうです。幸いにもパトリックの回復に関わった人はみな、信じて諦めませんでした。この優しい犬は今、愛情に溢れ、自分を大切にしてくれる人に信頼を寄せることを知っています。

コメント

おすすめの記事