【生きた犬はダメだけど…】戌年を祝っておばあさんが犬のぬいぐるみを作った背景には身の毛もよだつ「島の掟」が隠されていた。

2018年は戌年。私たち人間にとって身近な存在の犬が干支の今年は、犬が大好きな人にとって特別な一年になるのではないでしょうか。

そんな今年は特に縁起の良い動物である犬ですが、佐賀県に「犬を飼ってはいけない島」があるというただならぬ噂を聞きつけた西日本新聞の「あなたの特命取材班」一行は別名「犬の居ぬ島」、佐賀県唐津市鎮西町の加唐島(かからしま)を訪ねました。

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記者が昨年の12月中旬、加唐島へ向かう船に乗り合わせた64歳の女性も、副船長で39歳の緒方泰さんも口を揃えて「島で生まれ育ったが、犬は見たことなか」「120%いないよ」と加唐島での犬の存在を否定します。どうやら加唐島に犬が1匹もいないという情報は本当のようです。 

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加唐島は玄界灘に位置する南北に細長い島で、面積は約2.84㎢、人口も少なく131人です。島についてから一軒一軒民家を訪ね、噂の真偽を尋ねる取材班に対し住民は「島じゃ絶対に飼えない」「飼うとバチが当たる」と口を揃えて答えたそうです。

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島に暮らす坂本末子さん(88歳)によると、島では昔「犬狩り」があったそうで、50年以上前に犬を連れてきた人がいた際、島の住民総出で加唐島のありとあらゆるところに肉をまいて誘き寄せ、「捕まえた」とのこと。しかし、そこまでして島民が犬を恐れているのには一体どんな理由があるのでしょうか?

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取材班一行が次に尋ねたのは島の最高齢とされる緒方シゲノさん(90歳)です。昨年11月末に島のお年寄りの集いがあり、犬の干支の人形を作ったそうです。シゲノさんは「生きた犬はダメだけど、人形なら大丈夫」と語ります。

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「犬を飼ってはいけない」本当の理由を明かすべく特命取材班が住民のインタビューを続けると、どうやら島の南端にある「八坂神社」がそれに関係しているという結論に至ります。しかし八坂神社には誰もおらず、鳥居とその両端に狛犬がおかれているのみで、佐賀県唐津市の古里神社の宮司で八坂神社の宮司でもある古里孝夫さん(62歳)に訊いても「詳しい由来は知らない」とのことで、結局取材班が「犬禁止の伝説」に関係するような情報を得ることはできませんでした。真相は今なお謎に包まれています。

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加唐島は猫が多い「猫島」としても知られ、また近年イノシシの増加が問題となっています。信心深い住民によって古くからの掟が今でも守られている加唐島。いつかこの島で犬がのびのびと暮らせる日は訪れるのでしょうか?

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