母親が6歳の息子の言動を恥ずかしいと思った。しかしその直後、彼女は息子から教えられた

子供に対するしつけの中で恐らく最もはじめに教えることの一つは「他人を指さしてはいけない」というものでしょう。 ある一人の若い母親が、元気に動き回る男の子に対して注意しようとしていました。しかし、今回はどうやら母親の方が子供に教えられることになったようです。

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 「何年か前のことです。私は息子を連れて近所の大きなおもちゃ屋さんに来ていました。店内には商品が天井近くまで山のように積まれていました。

 売り場の通路を進み、角を曲がると、その先の通路に一人の男性が車椅子に座っているのが見えました。まだ若く見えますが、髭と髪の毛はかなり長く伸びています。恐らくひどい事故にでも遭ったのでしょう、男性は両足がなく、また顔にも大きな傷があるように見えました。

 ところが、私が何か言葉を発するまでもなく、6歳の息子が大きな声でこう叫んだのです。

「ねえママ、あそこの男の人を見て!」

 恐らく親であれば誰もがするように、私は息子を黙らせようとしました。他人を指差してその人の話をするなんて失礼なことだからです。しかし、息子は私がギュッと掴んだ手を振り払い、通路を走って車椅子の男性の元へ走り寄って行ってしまったのです。

 息子は興奮しているようでした。私は生きた心地がしませんでした。そのとき、息子の大きな声が聞こえました。

「うわあ、こんなカッコいいイヤリング見たことないや!ねえ、どこで買ったの?」

 若い男性は驚いていました。予想もしなかった形でイヤリングを褒められ、はじめは息子に圧倒されていたようでしたが、すぐに息子と楽しそうに会話を始めてくれました。息子が気に入ったイヤリングや、彼が身に着けていた他の「カッコいい」アクセサリーについて、二人は熱く話し合っていました。あの時の出来事は、一生忘れられそうにありません。

 私に見えていた彼の姿は、痛々しく全身傷だらけで、両足を失い車椅子に座っていた男性でした。しかし、6歳の息子の目に映っていたのは、カッコいいイヤリングを着けた男性であり、それ以外のなにものでもなかったのです」

he's a fun kid to have around

子供が持つ純粋なものの捉え方は、ときに大人のモノの見方がいかに先入観に満ちたものであるかを教えてくれます。成長するにしたがって失っていく純粋な観察眼、子供の助けを借りないと取り戻すことができないものなのかもしれませんね。

 

 

 

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