警察がFacebookを通じて、指名手配犯から奇妙な挑戦を受ける

世の中にはときに私たちの予想を超える珍妙な出来事が起こります。先月アメリカ・オレゴン州でおそらくネット史上に残るであろう、おかしな捕り物劇が繰り広げられました。

10月11日、オレゴン州のレッドフォード郡区の警察署はFacebookで21歳の男の写真を投稿しました。男の名前はマイケル・マーティン・デイゼル、複数の軽犯罪容疑により逮捕状が出ていました。

逃亡中だったマイケルはこの10日後逮捕されることになりますが、そこまでの経緯はかなりユニークでした。

警察署がマイケルの写真を公開する数日前、警察署のFacebookページはある人物に荒らされました。

荒らし投稿を繰り返す「シャンパン・トリノ」なる偽名を名乗る投稿者に対し、警察署のFacebook管理人は警告します。

「これ以上警察と善良なる市民をからかい続けるのであれば、お前のアカウントをブロックする!」

すると数分後、シャンパンからこのようなメッセージが警察署のFacebookに届いたのです。

「お前らの次の投稿のシェアが1000を超えたらドーナツ12個持って出頭してやるよ。ついでに地元の公立学校の周りのゴミ拾いもしてやるぜ、シェアがどこまでいくかみものだな」

実はシャンパンの正体は、逮捕状が出ていたマイケルだったのです!事もあろうに警察に奇妙な挑戦を挑んできたマイケル。しかし、警察もさるもの、すぐさま絶妙な切り返しを見せました。

「その挑戦、受けて立つ!」

そしてすぐさま、こうFacebookに投稿したのです。

「マイケルがドーナツを持って出頭する賭けに挑んできました。市民の皆さま、私たち警察官がどれほどドーナツ好きかご存知でしょう、どうかこの挑戦に勝てるよう力を貸してください」

この犯罪者 vs 警察の珍妙な挑戦バトルを面白がった市民の投稿シェア数はうなぎのぼりで、一時間足らずでシェア数は1000を超えました。見事、警察はマイケルとの賭けに勝利したのです。

実際のところ、宣言通りマイケルが出頭するかどうかは本人次第なので、挑戦を受けた警察も半信半疑だったと言います。しかしFacebookでの賭けバトルから3日後、警察署にマイケルが姿を現したのです。

マイケルは律儀にも約束通りドーナツ12個、さらにベーグルを1個持参して出頭したのでした。

マイケルはその場で手錠をかけられ御用となりました。警察によるとマイケルは今後39日間の禁固刑を受け、その後保釈金が払えない場合はさらに30日の拘留となるだろうとのことです。

ことの経緯を面白がって見守っていた人々の中には、逮捕されたマイケルが想像以上に若かったと驚いた人もいるようです。「まだ若いんだから更生して今後の人生をやり直してほしい」との声も上がりました。

なんとも奇妙な御用劇でしたが、なかなか義理堅いところもあるマイケル、刑を終えた後は犯罪に手を染めることなく真面目に生きてほしいものですね。

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