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びっくり

「太りすぎ」を理由にこの女子に見向きもしなかった男子たち。4年後、息を飲む女子の変身ぶりに、後悔する羽目に。

デンマーク在住のマティルド・ブロバーグは16歳当時、学校で撮影されたビデオを見てショックを受けました。そこには到底受け入れがたい自分の姿がまざまざと映し出されていたのです。

当時のマティルドは肥満体で、そのことがマティルドの人生をあらゆる点において難しいものにしていました。自分の体型にうんざりしていたのです。

「自分がどんなに太っているか気づいて、楽しみにしていた大学生活に対しても絶望的な思いでした。お先真っ暗な気分でした」

他の10代の女子と同様にデートや男女交際に憧れても、体重を理由に心を閉ざしていました。実のところ、健康を実感できるような体重であった記憶すらないほど、物心ついた頃から肥満問題はマティルドに重くのしかかっていたのです。

体重が約118キロを超えた当時、マティルドは同年代女性の1日の必要摂取量を遥かに上回るに約3500カロリーを摂取するなど、明らかに食べ過ぎの状態でした。日常生活には日々些細な屈辱がつきものでした。「太りすぎ」を理由に安全上の理由からジェットコースターへの乗車を断られたことすらありました。こうした出来事が重なり、耐え難いストレスを抱えるまでになったのでした。

しかし学校での問題のビデオを見たことが転機となりました。マティルドは決意したのです。チップス類やお菓子、その他のジャンクフードに加え炭酸飲料、ソフトドリンクの一切を断ったのです。マティルドは自ら「小さじダイエット」と名付けた食事法を取り入れました。小さなスプーンなどの食器類を使い、ゆっくりと食べることで満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまうことを防ぎ、結果的に食べる量を大幅に抑えることができるのです。

この方法のおかげで以前よりも早く少量の食事で満腹感が得られるようになりました。以前は満腹中枢が刺激され満腹だと気づく前に、ひたすら食べ続け過食に至っていました。

食事法の効果もあり、マティルドの体重は順調に落ちていきました。

54キロの減量を達成したマティルド。きっと本人も大満足なはず、と思いますよね? しかし実際には体重が落ちた分、過剰に余ったお腹周りの皮膚のたるみが新たな悩みとしてマティルドの前に立ちはだかりました。幸い、デンマークの国民健康保険は体重の減量に関する形成手術を保険対象としているため、マティルドは無事に過剰な皮膚を除去することができました。

新たに手に入れた健康的な身体でマティルダは一層エクササイズに励むようになりました。週5のペースでジムでトレーニングするようになり、すっかり身体を鍛えることに夢中になりました。そんなジムの常連となったマティルダに新たな転職が見つかりました。なんと、スポーツウェアのモデルになったのです!

以前は恋人ができないと思い込んでいたマティルダでしたが、現在は別の言い分があるようです。

「いつの間にか、突然男性の関心を集めるようになっていたの。大勢がデートに誘ってきたけど断ったわ。だって、私が太っていた時は見向きもしなかった人達なのよ。痩せたからって態度を変えすぎよ」

マティルダがパートナーとなる男性に望むことは、本当のありのままの自分の内面と外見と受け入れ大事にしてくれることだそうです。そしてマティルダはそんな男性と出会います。太っていた頃から自分を支え続けてくれた男性、そう、ジムの担当のトレーナーです!

自身の努力からなる変貌を誇りに思うマティルダは定期的にInstagramに写真を投稿しています。

若いマティルダにとって苦い体験となった学校のビデオ映像でしたが、結果的にはそのショックが吉と出たようです。ダイエットの原動力となり、着実に人生を変えることができました。一大決心をして何かを成し遂げようとする際の心強いお手本と言えるでしょう。肥満体からモデルへ、見事な変身ぶりですね。