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女性はリサイクル品を使って家を建てる

大地震が起こるとき、壊滅的な被害だけでなく人命が失われることも少なくありません。2001年、エルサルバドルはいくつもの巨大地震に見舞われました。当時、1000人を超える人々の命が犠牲になっただけでなく、何十万という家屋が倒壊したのです。マリア・ポンセの家もその中の一つでした。彼女は一夜にしてホームレスとなり、がれきの中での生活を強いられることになります。

YouTube/ oscar torres

しかし彼女は希望を捨てず、これをきっかけとして新たなスタートを切るという決心を固めたのです。それは、新しい家を手に入れるということでした。彼女はなんとリサイクル品を使って家を作ろうと考えたのです。この話を聞いたとき、近所の人々は彼女が気でも狂ったかと考えたそうですが、彼女は決してひるみませんでした。

彼女はついに、ペットボトルとそのキャップ、木の板などを組み合わせて、自分だけの家を作り上げたのです!

YouTube/ oscar torres

しかし、この話はこれで終わりませんでした。マリアは家のデコレーションにも着手したのです。彼女はペットボトルのキャップで壁にモザイク画を作成し、床には美しい花柄を作り上げました。

YouTube/ Radio Variedades TV

この家には電気も水道も通っていませんでしたが、近所の人々にとっては十分にうらやましい新居でした。

YouTube/ oscar torres

アメリカの映画にちなんで「青春の家」と名付けられたこの家には、現在多くの人々が一目見ようとひっきりなしに訪れているといいます。屋内に飾られたマリア手製の人形もここの目玉スポットの一つになっているそうです。

YouTube/ Radio Variedades TV

マリアの物語は、たとえ大きな不幸に襲われ、何もかもを失ったとしても、そこにある希望を見出していくことができるのだ、ということを教えてくれています。