障害を持つ双子の兄妹を養子に迎えた夫婦とその家族

アリソン・ルイスとジョシュ・ルイスの二人は大学時代に出会いました。お互いに一目惚れだったといいます。 二人はすぐに将来の計画を話し合うようになり、大学在学中に結婚、卒業後にアラバマ州バーミンガムに移り住みました。

アビー、ジャック、イサベルと、3人の子供に恵まれた後、夫婦はさらにミカを養子に迎えました。その後、アリソンは再び妊娠し、三女のジュリアが家族に加わります。ルイス夫婦は、大きく幸せな家庭を得たと誰もが思っていました。

ところが、運命は思いもよらない試練を夫婦に課すこととなります。

あるときアリソンは、養子縁組の支援団体に勤める友人から電話を受けました。それは、とある母親が養子に出したいと考えている子供を引き取ってもらえないかという頼みの連絡だったのです。すでに5人の子供がいるジョシュとアリソンが躊躇したことは言うまでもありません。

しかし悩んだ末、夫婦この赤ん坊を養子として迎えることを決断したのです。

そして数ヶ月後、母親がついに出産を迎えるとの連絡を受けたアリソンは、子供たちを連れて病院に向かいました。その道中、家族は予想していなかった驚きのニュースを受けることになります。なんと、産まれたのは男の子と女の子の双子だったのです!

しかし、生まれてきた双子の男の子の方は健康で問題ないものの、女の子は重い病を抱えており、数日も持つかさえわからないことを告げられました。女の子の頭には脳幹があることは確認できたものの、脳の大部分が欠落していることが疑われました。どのくらいの期間生きることができるのかもわからないという状態のため、医師からは養子を考え直すようアドバイスを受けました。

しかし、そのとき夫婦は言ったそうです。「この子はもう私たちの娘です!」

こうして新たに家族の一員となった双子は、サムとアヴァと名付けられました。それから約2週間、家族はアヴァが無事に新しい家族の待つ家に戻れることを祈り続けました。その間、ジョシュとアリソンは双子の産みの母親に面会しています。双子をこの世に産んでくれた女性に、夫婦は感謝を伝えたそうです。

そしてついに一家は待ち望んでいた一報を受けます。アヴァがとうとう退院できることになったのです。

アリソンとジョシュは、アヴァの状態について子供たちに包み隠さず話しました。いつまでアヴァと一緒の時間を過ごすことができるのかは誰にもわかりません。でも、それでもそれまでの間にできるだけ多くの思い出を作り、なるべくサムを妹と一緒にいさせてあげようというのが夫婦の想いでした。


しかし、別れのときはやってきました。

生後4か月を迎えた頃から、アヴァには不整脈が見られるようになり、呼吸をする力も日に日に弱まっていくようでした。

最後の日の午後、夫婦は庭にブランケットを引き、アヴァを腕に抱きながら一日をすごしました。子供たちも順にアヴァへお別れを告げたそうです。

アヴァはその後、家族に見守られながら自宅で静かに息を引き取りました。

エヴァは家族の心の中、思い出の中に生き続けています。

エヴァの生涯は短くも多くの愛に溢れたものだったのではないでしょうか。美しい、強い家族ですね。

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