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残酷な仕業をカメラに収められ、罪に報いることになったドライバー

車の後部座席で揺られている時、犬のKDはきっとどこかへ遠出すると思っていたのでしょう。飼い主のジョージ・スピアーズは、KDをテキサス州ダラスの森の脇を通るハイウエイに連れて行きました。そして車から降ろすと、首輪と鎖をつけたままの状態で置き去りにし、走り去って行きました。

しかしこの一部始終は監視カメラによって全て記録されていたのです。

悲しいことに、ここはペットが捨て去られる場所として悪名高い場所となっています。そのため動物保護局の職員が重点的にチェックしているのです。KDは捨てられてから9時間後、森の中で職員に発見されます。

鎖が倒木に絡みつき、身動きできず闇の中で怯えるKDは保護シェルターに搬送されました。

そして監視カメラによってすぐに車のドライバーが特定され、逮捕状が出されました、数週間後スピアーズは警察に出頭。スピアーズによると、KDは妹の犬で、しつけがうまくできずに妹は頭を抱えていたそうです。見かねたスピアーズは、KDを動物保護シェルターに連れて行かずに、道端の森に捨てたのです。

今、彼は動物虐待の罪で逮捕され、法の裁きを待っています。

幸いなことにKDには新しい家族が見つかりました。レーガン・ヘンダーソンとザッカリー・サン・ローマンの2人がシェルターから引き取ったのです。

「今まで出会った犬の中でも一番と言っていいほど可愛い犬よ」とレーガン。

「KDは愛情溢れる犬で、生活がずっと明るくなったわ。四六時中みんなにかわいがられるのが嬉しくて仕方ないみたい」

レーガンはKDを保護した職員への感謝も伝えています。

一体どれだけのペットが飼い主の無責任の犠牲になっているのでしょう。でもKDにはこれからは幸せな生活が待っているようでホッとしました。動物保護シェルターに届けられた動物に新しい里親を見つけるシステムが世界中で広まって、殺処分の件数が減少しますように。ペットを飼う際には最後まで付き添う覚悟が必要です。