病気の後遺症を克服するため、体表面95%にタトゥーを入れてしまった女性

ジュリア・グヌーゼ(61)は、カリフォルニア州在住の61歳の女性です。子供の頃から健康的な生活を送っていたジュリアでしたが、30歳を迎えたころにポリフェリン症と診断されます。ジュリアは病気の為、太陽光などの刺激に皮膚が過敏に反応し、肌に水ぶくれができてしまう症状を常に抱えています。傷ができた場所には火傷痕のケロイドような傷跡が残ってしまうのだそうです。

Youtube/bigpoppaswag

ジュリアは傷跡治療を同時に開始しますが、なかなか効果は現れませんでした。整形外科の友人に勧められ、皮膚に色素を入れて傷跡を目立たなくするタトゥーを試したこともありましたが、結果は満足がいくものではありませんでした。

しかし、このタトゥーの失敗から、ジュリアは新たな解決法を思いつきます。それは、通常のカラフルな絵柄のタトゥーを彫って傷跡を隠すというものでした。ジュリアが初めて彫ったのは脚にある大きめのタコのデザインです。その後、好きなミュージシャンのポートレイト、キャラクター、オリジナルのデザインなども手がけるようになります。

病気による傷跡が増える度、ジュリアのタトゥーも増えていったのでした。その結果がこちらです。

2011年、ジュリアは世界で一番体にタトゥーを入れている女性としてギネス世界記録を獲得しています。なんと、体表面の95%がタトゥーに覆われているというから驚きです。これまで400以上のデザインに8万ドル近く(約850万円)を費やしてきたというジュリアの肉体には、パンクロック・バンドのセックス・ピストルズの絵やディズニー・キャラクター、自身の肖像画なども彫られています。全てのタトゥーは1人の彫師によって描かれています。

傷跡を目立たなくするために始めたタトゥーの世界にのめり込み、中毒になってしまっていることをジュリア自身も自覚しているようです。ギネス世界記録で注目されて以来、ジュリアは「描かれた女」として有名になり、大好きなロックバンド「エアロスミス」のミュージックビデオにも出演を果たしています。

買い物中などに街で人を驚かせてしまうことは日常茶飯事だそうです。

「でも多くの人は私を見て、キレイだって褒めてくれるわ」

ジュリアは、病気の後遺症を実にユニークな形で克服することができました。顔にまでタトゥーを彫ってしまえた、その覚悟と勇気に感服です。

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