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赤ちゃんは死産になるだろうと宣告を受けた時、それでもベビーシャワーパーティを開いた。一年後、彼女は窓際で予期せぬ光景を目にした。

ニューヨーク在住の母親ジョアンナ・モートンが娘のクララ・レイを撮影したこの写真はまさに奇跡に他なりません。クララが生まれて初めて見る雪に見入っているこの光景を、ジョアンナが目にすることができるとは夢にも思っていなかったからです。

2015年11月23日、順調な妊娠生活を送ってた妊娠12週目のジョアンナは、医師から赤ちゃんの心臓に問題があると突然の宣告を受けました。事態は深刻で、おそらく死産になる可能性が高いと医師に告げられたのです。

ジョアンナは望みを捨てずに妊娠を継続することにしましたが、赤ちゃんの心拍は日に日に弱っていきます。誰もが赤ちゃんは助からないと予想していました。

クララ-レイと名付けた女の赤ちゃんは、権威あるニューヨークの小児病院の医師ですら今まで見たことがないような非常に稀な疾患を抱えていることが判明しました。

「お腹の赤ちゃんの頑張り次第だと言われました。私達にできることは祈るだけでした。どんなに可能性が厳しくても、赤ちゃんを授かったことを私たちは祝福しました。妊娠お披露目パーティもベビーシャワーもしましたし、可愛らしいベビールームも準備しました」

その年のクリスマス、ジョアンナはクララ-レイがいつか煌めくイルミネーションや舞降る雪に目を輝かせる姿を夢見ていたといいます。

出産当日、お腹の赤ちゃんはまだ無事に生きていました。6月14日、ジョアンナは帝王切開でララ・レイを無事出産し、ようやく待ち望んだ娘に会えました。そして生後わずか6日後、新生児の娘は最初の心臓切開手術を受けます。 

 

術後の経過は順調で、やがてクララ-レイに一時退院が許されました。その後5回の入退院とその他の症状についていくつかの診断を下され、それでもクララ-レイは生にしがみつき、そして今も奇跡的に生き続けています。

 

一年前、ジョアンナは娘がここまで長く生きられるとは思っていませんでした。ジョアンナは娘が生まれて初めての雪をじっと見つめる姿を写真に撮り、Facebookに投稿しています。

「娘にとって初めての雪です。夢中で舞降る様子を見ているわ。彼女が浮かべる笑顔を見ると、うまく説明できない色々な想いが湧いてくる」

大切な人と分かち合いたくなる瞬間ですね。今年のクリスマスは、家族にとってとても特別なものになるでしょう。