闘犬に使われた子犬、自力で逃げだし救出される

*注意:傷ついた犬の画像が含まれます。

2015年5月10日、アメリカ・カンザス州北東部に位置するトピカで、深い傷を負ったピットブルの雑種犬の子犬が教会のポーチの上で倒れていました。通りかかった近隣の住民が子犬を発見し、すぐに動物保護団体「Unleashed Pet Rescue」に連絡を取りました。子犬の状態を見た保護団体の女性スタッフは、怒りに震えました。

Youtube/ramjamisrighteous

子犬は全身が腫れあがり、目は開けられず、首と頭には大きく開いた穴のような傷がありました。尻尾を少し振って頭を少し持ち上げるのが限界で、自力で立ち上がることもできない状態でした。傷の状態から、子犬が違法の闘犬に利用されていたことは明らかでした。

「心が痛みました。それから私は毎晩彼に会いに行くようになりました」保護施設の女性スタッフは言います。

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その後子犬は日を追うごとに尻尾を大きく振れるようになり、顔の腫れも少しずつ引いていきました。

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集中治療室で約2週間過ごした後、「ジャックス」と名付けれた子犬は無事に退院し、里親の元へと引き取られていきました。ジャックスの新しい飼い主は、傷ついた彼を教会のポーチで見つけた女性です。

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飼い主の女性は言います。「ジャックスという名前には『神の恩寵』という意味が込められています。彼を最初に見つけたとき、怒りが込み上げてきて、同時に泣きたくなりました。治療施設に運ばれるまでに死んでしまうのではないかと心配しました。翌日獣医師から予後は順調で回復するだろうと聞いて本当に嬉しかったです」

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退院後1週間のジャックスです。トラウマも無く、元気に暮らしているそうです。

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「こんなことをできる人がいるというのはどうしても理解できません。人の道に反しています。もし闘犬が行われていることを知っているなら、どうかそのまま放っておかないでください」そう話す女性スタッフと、ジャックスの飼い主の思いが込められた動画がこちらです。(英語音声のみ)

全米を通じて闘犬は違法ですが、未だに、自宅の地下室や倉庫など手軽に始められるギャンブルとして根強い人気があるようです。闘犬によって傷つけられる犬は後を立たず、ジャックスのように救出される犬ばかりではありません。犬たちに選択肢が与えられることはないのです。

ジャックスの表情を見れば、おとなしくて優しい性格の犬であることがわかると思います。これからは、愛情あふれる環境で幸せに過ごしていってもらいたいですね。

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