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子役スターからの最悪の没落。若くして手にした栄光が不幸の根源?

imgur/smallj24

子役スターで若くして成功を手に入れ、その後もスムーズに俳優としてのキャリアを積み重ねていく人も多くいる一方で、あまりにも多くの子役スターが大人になるにつれて劇的な転落を経験しています。映画史上最も興行収入で成功した映画シリーズの一つに出演した子役スターはまさにこの一人です。

ジェイク・ロイドは、1999年夏に公開された大ヒットハリウッド映画『スターウォーズ:エピソード1/ファントム・メナス』の前編でアナキン・スカイウォーカーを演じて一躍有名になりました。誰の目にもロイドの俳優としてのキャリアは約束されたもののようでしたが、残念ながらそうではありませんでした。現在27歳のロイドは、スポットライトを浴びた子役スターとしての過去に起因する重い心理的な問題に苦しんでいます。

imago/UPI Photo

ファントム・メナスに出演後、ロイドは学校で常にからかわれ、いじめの標的になっていたことを2012年のインタビューで明らかにしています。。また、映画のプロモーションのために1日に60ものインタビューをこなす日々が続き、同年代の他の子供たちがしていたようなことがほとんどできなかったと悔やんでいます。

「他の子供たちは本当に意地悪だった。僕を見るたびにライトセーバーの音を真似て。いじめは徹底的だった」

ロイドは今、スターウォーズや自分の過去を思い出させるようなものすべてを避けるように暮らしているそうです。

imago/United Archives

ロイドはファントム・メナスへの出演以来、俳優業を辞めています。しかし不幸なことに2015年7月17日、警察との高速カーチェイスで世間の注目を再び集めました。警察に追われたロイドはハンドルのコントロールを失い、木に衝突しました。

車に搭載していたダッシュカムがカーチェイスの全貌を捉えていました。

ロイドは運転免許不携帯、停止命令違反、逮捕時の反抗、無謀運転の罪で検挙されました。禁固刑を言い渡され、矯正施設で服役していましたが、精神分裂症と診断され釈放されました。その後、必要な治療を受けるべく精神病院に移送されています。

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ジェイク・ロイドのストーリーは、名声というものがどれほど恐ろしいものになりうるか、そして若くして手に入れた成功が必ずしも幸せな人生に結びつくわけではないということを改めて教えてくれるのではないでしょうか。