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接着剤を頭にかけられた15歳の少女。それから彼女がしたことに勇気づけられる。

アメリカのテキサス州に住む15歳のハナ・コムスは、何年にもわたっていじめられてきました。そしてあるとき、ハナはひどい怪我を負わされてしまったのです。ハナが学校からの帰り道で、クラスメイトの一人が駆け寄ってきてハナの頭に接着剤をかけたのです。接着剤が頭皮全体に広がると、ハナは耐え難いほどの痛みを感じました。緊急処置室で、第一度の化学熱傷を負っていることがわかりました。その後何日にもわたって頭皮の痛みと戦うことになりました。

Facebook/Justice For Hannah

しかしハナを一番悲しませたのは、美しく長い彼女の髪の一部を切らなければならなかったことでした。

「自分の一番気に入っていた部分をなくしました。私は、髪の毛を一番大切にしていたんです。正直言って、髪の毛が自分の唯一好きなところだったんです」

Facebook/Justice For Hannah

この悲しい出来事を知ったある美容師が、無料でカットを引き受けてくれました。ハナの肉体的な傷は癒えましたが、加害者は実際何の報いも受けていません。その後、この少年は学校を数日間停学になりましたが、これもハナの父、クリスチャン・グリマーが学校に粘り強く娘への正義を求めた末に取られた処置でした。

Facebook/Justice For Hannah

ハナは両親とともに、いじめに毅然と立ち向かう’Justice For Hannah’と言うフェイスブックのページを立ち上げ、多くの人から支援を受けるようになりました。「このページを立ち上げたことで、他の人たちを助けてあげたいと思うようになりました」ハナは言います。「いじめっ子に立ち向かうことのできない人が本当にたくさんいます。そういった人たちも私には、話をしてくれるんです。私はまだ10代だけど、今までいろんなことを経験してきました。何が正しくて何が間違っているのかを、区別することもできます。何らかの形で、いじめの被害者たちを助けることができると思っています。もしかしたら、加害者たちの支援することだってできるようになるかもしれません」

Facebook/Justice For Hannah

思慮に富んだ言葉に、心打たれます。いじめの当事者として多くのことを耐え抜いてきた経験から得た智慧と知識で、他の人たちを勇気付け、助けていきたいと語るハナは、本当に素晴らしいですね。応援しています!