妻の出産に立ち会い仕事をクビになった男性、支援を受ける

アメリカ、ニューハンプシャーに暮らすラマール・オースティンは、昨年軍を退役し、年末に警備員としての仕事を始めたばかりでした。 新しい職場で働き始めてからひと月がたった大晦日の夜、妻が4人目の子供の出産を迎えます。

上司から翌日欠勤するスタッフの代わりに急遽シフトに入るよう要請するメールが入ったとき、ラマールはすでに妻と一緒に分娩室に入っていました。ラマールはそのことを上司に説明するメールを返しましたが、上司から次に受け取ったのは、なんと最終通告だったのです。

「無理を言わないでくれ。明日8:00に出勤してもらえないなら契約を解除させてもらう。」

後日この経験をSNSでシェアしたラマールの投稿は、国内外で大きな話題を呼びました。配偶者の出産時の休暇を当然取得することができる国々に暮らす人々を中心に上司の判断を非難する意見が寄せられた他、有給休暇や特別休暇が少ないと言われているアメリカ国内からも家族を励ます声援が届けられました。

ラマールが会社から解雇通知を受け取ったのは、元日を迎え、深夜をまわった1時頃でした。

「『OK』とだけ返信した。僕はそのとき病院にいた。妻が陣痛で苦しんでいるときに、誰かと仕事のことで揉めようという気はさらさらなかった」

ラマールは息子が生まれてくるまで、妻の側を決して離れようとはしませんでした。夫婦は二人そろって新しい命を世界に迎えいれたかったのです。それから数時間後、妻が息子のカイナンを無事出産します。

「家族を第一に考えなきゃって思ったんだ。家族を放って仕事に出るわけにはいかなかった」

サラ・ペレスチーノは、地元の新聞で記事として紹介されていたラマールの事情を知り、一番の収入源を失ってしまった家族に同情した読者の1人でした。サラはネットを通して人々に呼びかけ、ラマールの家族のために募金を集めるためのキャンペーン・ページを開設します。自身も二人の子供がいるサラは、ラマールに次の仕事が見つかるまでの間、家族が必要とするであろう資金を支援してあげようと考えたのです。

結果、開設後わずか数日で目標金額の10,000ドル(約110万円)が集まり、それがオースティン家へと届けられました。この資金があれば、しばらくの間は安心して子育てをしながら、じっくりと次のステップを考えることができるでしょう。幾つかの労働組合組織から早速、求人やアルバイトの情報を受け取っているそうです。

Go Fund Me/Cainan Austin

オースティン家は父親が職を失うという不運から一転、見知らぬ人々の優しさに支えられつつ危機を乗り越え、幸運へと艦を切ることができできました。人々の親切には、感謝してもしきれないと夫婦は語っています。

「決めるのはいつも難しいけど、家族が仕事どちらかを選べと言われたら、僕は必ず家族を取る。ときには失うことで、さらに素晴らしいものを手にすることもあるということを今回学んだ気がするよ」

出典

Buzzfeed

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