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「パパ、どうして背中が血だらけなの?」6歳の娘は恐怖した。しかし後に、この質問が父親の命を救うことになる!

アメリカ・カルフォルニア州、ハンティントンビーチ。その日はフィンニー家にとって、最高の日になるはずでした。ユージーン(写真中央)はガールフレンド、娘のテンプル、息子のターナーを連れて人で賑わうビーチを訪れていました。

さっそく海へ飛び込んだユージーンでしたが、突然、巨大な波に襲われてしまいます。水中深く飲み込まれてしまったユージーンが水面に上がろうと体の向きを変えた瞬間、背中に激しい打撃と突き刺すような鋭い痛みを感じました。その時のことをユージーンは次のように語っています。

「あんな痛みを感じたのは初めてだったよ。まるでムチに打たれたような感覚だった」

ユージーンは自力で無事に岸まで戻ることができました。

YouTube/CBSBoston

しかし、戻ってきた父親の背中を見て娘のテンプルが大声をあげます。

「パパ、どうして背中が血だらけの?」

ユージーンの背中についていたのは、大きな歯形でした。彼はサメに襲われていたのです!

そこはサメが頻繁に出没するで有名な海岸で、切り傷を負いながらもサメから逃れることができたのは、ラッキーとしか思えません。

夏休みが終わり、ユージーンはマサチューセッツ州のフィッチバーグ美術館での仕事に戻ります。サメに襲われた話は仕事場でも良いネタになりました。しかし、サメの傷も治り始めていた頃、ユージーンは背中の奥に痛みを感じ始めます。数日後、痛みは胸まで広がり、ユージーンは眠れなくなるほどの激痛に襲われます。

数年ぶりに病院を訪れたユージーンが医師から聞かされたのは、とても信じられない事実でした。

YouTube/CBSBoston

サメに噛まれたことで何かが起きたのでは、と考えていたユージーンの心配は的中します。彼の身体の内部には大きな痣ができていたのです。

しかし、それだけではありませんでした。

サメの傷とは全く関係なかった肝臓に癌が見つかったのです。自分は健康だと信じきっていた39歳のユージーンは、驚きを隠せませんでした。

癌腫瘍はすでにクルミ大に成長していましたが、手術で摘出することがギリギリ可能なまさに危機一髪の状態だったのです。

手術は無事終了し、腫瘍は術後の放射線治療を必要しないほどキレイに取り除くことができました。

もしサメに襲われていなければ、ユージーンは病院を訪れることもなく、癌は発見されずに手遅れの状態になっていたかもしれません。

YouTube/CBSBoston

「まるでセカンドチャンスをもらえた気分だよ。これからの人生を無駄にしないように、精一杯生きていきたいと思ってる」とユージン。サメに襲われてバンザイとまでは言えませんが、サメに襲われたことで命を救われたと感じているそうです。

ただの偶然か、それとも何かを探知したサメが乱暴ながらも彼に警告を送ってくれたのでしょうか?サメも癌も回避することができたユージーンは、体に痛みがあるときは必ず診察を受けるよう人々に呼びかけています。