珍しい遺伝疾患に侵されたティーネイジャーが整形手術を受ける

イギリスに住むザラ・ハーツホーンは、とある珍しい遺伝的疾患を抱えながら暮らしています。 7人いるザラの兄弟のうち2人が同様の疾患を抱えていますが、これは母親から遺伝したものだといいます。この病気の主な症状は、ザラの顔を一目見ればすぐにわかります。たるんだ皮膚と深く刻まれたしわは、年配の女性のようです。しかし、ザラはまだ18歳なのです。

YouTube/Barcroft TV

ザラと彼女の家族のこれまでの生活は簡単なものではありませんでした。病気については、ほんの最近まで全く何もわかっていなかったからです。また、ザラは小さなときからひどいいじめにあってきたといいます。同級生たちにしわだらけの顔や抜けた歯などをからかわれ、「おばあちゃん」や「おサルさん」などといったひどいあだ名をつけられたこともあります。思春期を迎えていたザラにとっては、学校での容赦ないいじめは何よりも辛いものでした。

このような体験を経て、ザラは整形手術を受けることを決断します。整形手術を受けないともうこれ以上生きていくことができない、大学進学、ましてや就職など絶対に無理だ、彼女はそう思い悩んでいたのです。しかし、手術を担当してくれる外科医を探していたザラにはさらに辛い現実が待っていました。彼女が追い求める手術は基本的に美容整形の分類となるため、保険が適用されないというのです。この通告は彼女の心を打ち砕くには十分すぎるほどのインパクトがありました。

しかしそんなザラの元に一筋の希望が届けられます。彼女の話を聞いたアメリカのクリニックが、なんと無料で彼女の手術を担当したいと申し出たのです!

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新たな容姿を手に入れ、自信を取り戻すためにアメリカへと渡ったザラでしたが、実は彼女にはもう一つ大きな目的がありました。それは、ザラや家族がこれまでずっと苦しめられ続けてきたこの謎の病気について情報を得るというものでした。例えどんなに残酷な結果が待っていようとも自分たちは真実を知る必要がある、ザラたちはそう考えたのです。

やがてザラの検査結果が出ましたが、届けられたのは良いニュースではありませんでした。彼女が侵されていたのは皮膚弛緩症という非常に珍しい遺伝性の病気で、表面的に見えるたるんだ皮膚などの特徴だけにとどまらず、体内の呼吸器や心臓などにも悪影響が起こるというものでした。そして医師から衝撃の言葉が宣告されます。ザラや彼女の母親、そして兄弟たちは、時の経過とともに呼吸すらできなくなり、やがて一生酸素マスクと車いすなしには生きられない身体になるだろう、と…

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衝撃の診断結果を聞かされたザラでしたが、それでも顔の皮膚を持ち上げて同年代の女の子と同じような見た目を手に入れるための美容整形手術を受けることを決心します。やがて手術が無事に終わり、ザラと家族は彼女の新しい顔を見るのが待ちきれませんでした。外科医は何と皮膚のたるみだけでなく、鼻の整形もプレゼントしてくれたのです。 

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手術後ザラには激しい痛みとともに、顔中を包帯で巻かれた状態が長いこと続きました。そしてようやく包帯が取れ、新しい自分の顔を鏡で見る瞬間がやってきます。鼻に付けられていた最後の包帯が取れ、その顔があらわになった時、彼女や家族はおろか担当した外科医ですら驚いたといいます。20歳は若く見えるほどの変化があったからです。ザラは喜びを爆発させ、鏡で自分の顔を覗き込んでは笑顔を見せたそうです。

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ザラは生まれて初めて自分の見た目に自信を持つことができました。今回の整形手術は、彼女に大きな自信とともに、身体を蝕み、死すら覚悟しなくてはならないというこの難病に立ち向かうための勇気を与えてくれました。今ザラたちは専門の健康診断を定期的に受診し、今後の変化について様々な形で備え始めているといいます。素晴らしい意志を持った若いザラとその家族が、今後もできる限り普通の生活を送り、いじめからも解放されて幸せな人生を歩むことができればいいですね。

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