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娘は飛行機を恐れる父のためおまじないの人形を作った。しかし43年後母が送って来た写真に開いた口が塞がらなかった。

飛行機で空を飛ぶのが恐い、という人は常に一定数存在します。それもそのはず。実は飛行機は、これだけ普及してもいまだに飛ぶ原理が完全には解明されておらず、どうしてこんなに重い金属の塊が浮くのか、急に落ちるのではないかと不安になってしまっても無理はありません。

Delta Air Lines Boeing 767-300; N1612T@FRA;09.07.2010/581en

アメリカのコネチカット州に住むJames Grashowさんも、大の飛行機嫌いの一人でした。離陸する時、強い恐怖に襲われてしまうのです。せっかく遠方から仕事のチャンスやお誘いがあっても断らざるを得ず、それにより多くの好機をフイにしてきたそうです。

そんな父親の姿を見た5歳の娘Zoeは、飛行機が怖くなくなるようにおまじないのお人形を父親に作ってあげました。娘からの愛のこもったプレゼントに父親は大喜び。それ以来、その小さな人形を片手に、少しずつですが飛行機に乗れるようになっていったそうです。

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それから40年以上の時が流れ、娘のZoeももう48歳を迎えていました。両親とはもう離れた場所で暮らしていたZoeでしたが、その日は両親が自分の家を訪れる日でした。そんな母親が家を出る直前、Zoeにメッセージを送ってきました。そしてそこに添付されていた写真を見て、Zoeは言葉も出ませんでした。

My Dad is afraid to fly, so when I was 5 yrs old I made him a doll to hold on the plane. Mom just sent me this picture. He is packed to come visit me. The doll is 43 years old! from r/aww

なんとそれは43年前に父親にあげたあのお守りの人形の写真だったのです!

驚きと共に、Zoeはその写真をインターネット掲示板に投稿しました。

「私が5歳だった時、父にこのお守りのお人形を作ってあげたんです。43年経った今でも、父は飛行機で移動する時は欠かさずこの人形をカバンに入れ続けていたんです!」

77歳の父親は、本当に43年間もの間、この「お守り」なしでは飛行機に乗れなかったと言います。一度だけ人形をなくしかけたことがあり、その時はものすごいパニックに陥ってしまいました。毎回離陸の際は、この小さな人形を手にギュッと握りしめ恐怖を克服したそう。

このあまりにも感動的な話に、掲示板のユーザーも多くのポジティブなコメントを寄せました。

「なんて美しい家族!」

「僕のお父さんも、僕が粘土で作った変なマグカップを今もオフィスに飾っているよ」

「すごい話!スタンディングオベーション!」

いかがでしたか?家族の愛があれば、どんな恐怖も乗り越えられると教えてくれる、素敵なストーリーでしたね!