祖母は、孫の絶対に誰にも見られたくないあるモノを目撃した。それが、何十名もの命を救うことになるとは知らずに。

Gun

先日、フロリダ州パークランドの高校で実に痛ましい銃の乱射事件が発生し、少なくとも17名が命を落としました。銃が社会に根付いたアメリカでは、このような事件を防ぐことが難しいという現状があります。

しかしパークランドの事件が起こった1日前に、ワシントン州で、もしかしたらそれよりもひどい惨事になっていたかもしれない襲撃が人知れず未然に防がれていたのです。その主役となったのは、襲撃を計画していた高校生の祖母でした。

Grandmother

出来事が起きたのはワシントン州の街エバレット。多くのアメリカ人がまだフロリダで起きた大惨事の悲しみにいる中、18歳の少年ジョシュアが逮捕されます。罪状は、高校を銃で襲撃する計画を立てたこと。

2月13日の朝9時半に、911(緊急電話サービス)は震える声のおばあさんからの連絡を受けました。その声の主はキャシー・オコナーです。
「孫の日記を見つけたのですが、孫は高校の襲撃を計画していると思います…」

Phone

警察がジョシュアの家を捜索したところ、ライフルと爆弾を作るための道具、そしてくだんの日記を発見しました。日記には、こう書かれていました。

『学校で銃を乱射する覚悟ができた』
『過去の襲撃者の過ちから学んだ。同じ間違いは犯さない』
『待ちきれない。銃撃の精度は飛び抜けて上がった。早くあの教室に入って、全員を撃ち殺したい』
『可能な限り最大の死者数にしたい』

written in slumber

これによりジョシュアは学校襲撃を計画した罪で直ちに収監され、大惨事は未然に防がれたのです。
ジョシュアはまた、同じ週の月曜日に発生した銃を持ったコンビニ強盗の犯人のひとりと推定され、そこで相手に銃を向けることで得られる快感を覚えたのではないかと警察は見ています。

大惨事を未然に防いだとして、キャシーには人々から大きな賞賛が送られました。
警察や専門家は「孫を警察に突き出すことは、簡単なことではなかったはず。しかし彼女は正しい判断を下した」とコメントし、多くの命を救ったキャシーに謝意を示しました。
一方で、ジョシュアの公選弁護人は、「証拠に欠けている。ジョシュアは、合法的に銃を所持していた。ただ日記の中で憂さ晴らしをしていただけで逮捕されるなど自由を尊重するこの国では、あってはならないこと」とコメントしています。

Prison

いかがでしたか?人に日記を読まれることほど恥ずかしいことはありませんが、この出来事を知ると、子供の日記を読むことも意外と価値があることなのかもしれないと思えてきます。自由が尊重される世の中と管理される世の中、一体どちらが幸せなのか。いろいろなことを考えさせられてしまう出来事ですね。

出典

CNN.co.jp

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