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砂遊びをしていた子供達は小さな足が砂から突き出していることに気づいた。地面を掘り出した人々は衝撃的な発見をした。

インドのジャイプールの野原で遊んでいた子供達は堆肥積みのそばの砂から何かが突き出ていることに気づきました。近づいて見てみると、なんとそれは小さな足だったのです!

子供達は急いで大人を呼んで、直ちに掘り出し始めました。数分後、生まれて間もない新生児が地面の中から救出されました。驚くべきことに、埋められていたにもかかわらず新生児はまだ生きており元気な泣き声を上げました。

生後6時間足らずの健康な女の赤ちゃんでした。発見当時、まだへその緒が付いていました。保護された病院で「大地」を意味する「ダートリ」と名付けられました。退院後、州営の保護施設に送られ里親が見つかるまでの期間をそこで過ごす予定です。ダートリを生き埋めにした父親は逮捕され幼児殺害未遂の罪で近く起訴されるそうです。極貧のために娘を養育できなかったと父親は罪を認めています。

インドの貧困層の多い地域では、女児が放棄されたり挙句の果てには殺されたりする悲惨な事件は後を絶ちません。インドの伝統的な習慣である花嫁持参金(ダヘーズ)問題がこうした悲劇の背景にあります。持参金を準備することのできない、或いは金銭的負担が大き過ぎると言った理由から一部の貧困家庭ではこうした恐るべき選択をするのです。

ダートリは生まれてすぐに逆境に見舞われたものの、幸いにも生きるチャンスを掴みました。今後、インドの行政や自治体がよりこうした問題に積極的に介入することでこのような持参金がらみの女児の遺棄、殺害などの悲劇に終止符を打つことができるよう祈るばかりです。