ボディビルダーにのめり込んだ男性 過激なトレーニングが命取りとなった

イギリスのマンチェスター出身のディーン・ワーンビィは、妻と娘が一人いました。元々スポーツ好きだったディーンは、いつしかボディビルにのめり込むようになっていました。 トレーニングに没頭した結果、彼の肉体は見事な厚さの筋肉に覆われていきます。しかし彼は、その筋肉を維持するため、1日に1万カロリー以上のエネルギーを摂取していたといいます。

ディーンはピザなどのファーストフードなどの高カロリー食に加え、高たんぱくの鶏肉、ツナ缶、卵などを積極的に摂取していました。これに加え、トレーニング中にはエナジードリンクをたくさん飲んでいたといいます。1時間ごとに2缶ずつ飲むこともありました。

しかし5年前、ディーンの肉体に変化が起こります。突然体調不良を訴えた彼の体に医者が腫瘍を発見したのです。ディーンはこのとき、勧められた化学療法ではなく自然療法で治す事を選びました。食生活を改め、日課であったトレーニングも中断して治療に専念したこともあり、幸いにも腫瘍はその後小さくなっていき、ついには完治したのです。

ディーンは、病気が治ると、すぐに過激なトレーニングと食事を再開させました。しかし2014年、ふたたび病が彼を襲います。今度は肝臓に大きなガンが見つかったのです。以前同様、自然療法を取り入れて健康的な食事に切り替えましたが、体重の激減は凄まじいものでした。

残念ながら、ガンの進行を止めることはできませんでした。死の床でディーンは「完璧」な体を求める中、実は自分の体を痛めつけていたことを振り返りました。10,000カロリーの食事に加え、彼が毎日7-8本飲んでいたエナジードリンクに含まれる糖分が、ガン細胞の増殖を助けていたと彼は考えました。

ディーンは、亡くなる寸前までSNSを通して、過剰なトレーニングやエナジードリンクの危険性を訴え続けました。そして2015年夏、娘のスカーレットと妻のシャーロットに見守られながら静かに息を引き取りました。享年39歳でした。

ディーンは、ボディビルディングを始めた当初のステロイド使用も認めていました。彼の病には、エナジードリンクの過剰摂取も含め、さまざまな要素が影響したことは間違いありません。何事も、やり過ぎは禁物です。ディーンのような悲劇が他の家族に起こらないよう願うばかりです。

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