ボールボーイに激突してしまったテニス選手。苦しむ彼を前に取った行動に世界から賞賛が止まらない!

テニスは紳士のスポーツと言われています。先日4大大会のひとつである全仏オープンが開催され、スペインのラファエル・ナダルが11回目の優勝を飾り、大きな盛り上がりを見せながら閉幕しました。毎回多くのドラマが生まれるテニスの試合ですが、今回も大きな盛り上がりの陰で心温まるエピソードがありました。

その事件が起きたのは、1日の男子シングルス3回戦、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)対ダミル・ジュムール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の試合中のことでした。

アウトになり、上へ大きく舞い上がったボールをキャッチするためジュムールが走ると、同じようにボールを取ろうとしたボールボーイと激突してしまったのです。2人とも上を見ていたため、お互いが視界に入らなかったのです。

体格の良いテニス選手と正面激突したボールボーイ、当然痛みに苦しみ、倒れ込んでしまいます。ジュムールもこれにはかなり驚いた様子で、数秒は唖然と立ち尽くしてしまいます。

しかしここからが実に紳士的でした。子供をいたわる様子で優しく抱え上げ、ゆっくりと立たせてあげます。
耳元で、「大丈夫か?」と囁いているようにも見えます。駆け寄る係員に子供を引き渡すまで、ずっとこのボールボーイのことを気にし続け、最後にはハグして離れました。そしてまた試合に戻っていったのです。

この出来事に、解説者も「感動的な瞬間です。ジュムールは正しい行いをした」と感銘を受けた様子。

幸い、ぶつかってしまった2人に怪我はなかったものの、精神的に動揺したのか、ジュムールはズベレフに逆転を許して試合には負けてしまいました。しかしファンからは「ジュムールは真のスポーツマンシップを持った紳士だ」と称賛の声が止まりませんでした。

試合後、ジュムールはツイッターを更新。
「新しい友達(ボールボーイ)へ、ごめんね。でも何ともなかったみたいで本当に安心した」と呟きました。
試合後でさえもいたわる気持ちを忘れていなかったのです。

試合に勝利した選手の陰に隠れ、この出来事はあまり大きく話題になることはありませんでした。しかし真の紳士ぶりやスポーツマンシップはこういった些細な優しさににじみ出るものです。ジュムール選手の今後の活躍も期待しています!

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