粋な計らい:ウェイトレスの愛犬のため、高額のチップを残していった男性客

アメリカ・ニュージャージー州クリントン在住のクリスティナ・シュミットは3人の継子を育てるために3つの仕事を掛け持ちしながら、動物救助グループでボランティア活動もしています。 フルタイムで働く夫と一緒に、日々仕事に追われ慌ただしく過ごしていたクリスティナでしたが、突如困難な状況に直面します。

家族の愛犬タッカーがテニスボールを飲み込んでしまい、命の危機に陥ってしまったのです。クリスティナは急いでタッカーを動物病院に連れて行きました。

タッカーはラブラドールとゲレートデンの雑種犬で、クリスティナの家族と3年前から一緒に生活しています。クリスティナはタッカーをもう一人の子供のように愛情深く可愛がっていました。しかし、手術費用に2,700ドル( 2016年11月現在、日本円で約29 万円)かかると聞くと、即決することはできませんでした。クリスティナ達には、このような想定外の出費に使えるお金が無かったのです。とはいえ、結局クリスティナはタッカーの命を救うため、手術を受けさせることにします。何とかして支払うことができるはず、と彼女は考えました。

手術決意の直後、掛け持ちの仕事の一つである、ホテルのバーテンダーとしてのシフト勤務が控えていました。その日、クリスティナは彼女の腕の犬の足跡をモチーフにしたタトゥーについて聞いてきた客とカウンター越しに話しをしていました。互いのペットの話でひとしきり盛り上がってから、クリスティナはタッカーと手術の話で締めくくりました。

その時点で彼女には手術に向けての金策のためのアイディアがありました。自分の車を売って手術費を捻出しようと考えていたのです。車を失うことは大きな損失になることは分かった上での決断でした。クリスティナの住む地域では、車なしでの生活は困難でしたがタッカーを愛する彼女に迷いはなかったといいます。

そのとき、クリスティナは一人の男性客に勘定を頼まれました。男性客は勘定書のチップの欄に金額を書き込み、クリスティナにクレジットカードを手渡しました。通常はアメリカでは15〜20%のチップが相場ですが、クリスティナは勘定書に書かれた額を見た瞬間、目を疑いました。彼は1,000ドル(2016年11月現在、日本円で約10万円以上)もチップをくれたのです。

クリスティナは男性客の元に戻り、何かの間違いでないか確認しました。しかし男性客は記入したチップに間違いはないこと、愛犬の早い回復を祈っていると応えました。男性客が去ると、喜びと安堵のあまり、クリスティナは涙を流したそうです。彼女はFacebookにレシートの画像を投稿し、この出来事を友人たちに伝えました。この心温まるストーリーは、その後テレビでも紹介されました。

手術を受けたタッカーは完全に回復しました。クリスティナは借金を負うこともなく、また車を売る必要もありませんでした。その代わりに、信じられないくらい寛大な赤の他人から助けの手を差し伸べられたのです。いい話しです!

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