ちょっかいを出してくる男たちの写真を1ヶ月写真に撮った女性。

昨年来、アメリカのハリウッドに端を発しセクハラが世界規模で注目を集めています。♯metooをはじめSNSでセクハラ被害者が加害者を告発するムーブメントが一挙に拡散しました。一時期に比べると、セクハラ騒動を報じるニュースは減ったものの、世界各地からセクハラに対する抗議の声は現在も上がっています。セクハラは性的暴力や性的接触だけに限りません。見ず知らずの女性に対する口笛や、女性の容姿に対する不躾なコメント、性に関するプライベートな質問などもセクハラ行為であり、日常的にこうした加害者意識のない性的嫌がらせを受けている女性は決して少数ではないのです。

通りを歩いているだけで男性から絡まれたり不躾な言葉をかけられたりすることにうんざりしたこちらの20歳の学生ノア・ジャンスマは、斬新な方法で身近なセクハラ被害を告発しています。外出先で口笛を吹かれたり、無遠慮に声を掛けられると、ノアは礼儀正しく男性に写真を撮っても良いか了承をとります。驚くべきことに、写真撮影を断る男性はおらず、誰しもが嬉々としてカメラの前でポーズを決めるそうです。

 

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一体何の目的でノアが写真を撮影するのか知ろうとする男性はまずいません。当初、写真を撮られることによって、男性側が自分たちの行為は嫌がらせであるという事実に気がつき恥じ入るきっかけになればと期待していたノア。しかし全く己の言動が嫌がらせである自覚もなく、罪悪感も恥じることもない男性たちを目の当たりにしたノアは意を決して更なる手段にでることにしました。

Instagramにアカウント「dearcatcallers」(「女の子たちに声をかける人たちへ」の意)を作成し通りで声を掛けてきた男性たちの写真を投稿したのです。「女性が日常的にいかに頻繁にこうした言葉による嫌がらせ被害を受けているかを示すプロジェクトです。残念なことにこうした写真の男性たちに特定の傾向は見られません。女性に不躾にちょっかいを出す男性たちの年齢層は幅広く、複数か単独に関係ないのです」とノア。

写真の男性たちが通りでノアにかけた言葉まで記されています。

1. 「ねえ、キスしてほしい?」

2. 「Baby, thank you!」

3. 「君にしたいことがあるよ」

4.  口笛を吹き「ベイビー、ベイビー!」と叫ぶグループ 

5. 「ねえ、こいつに携帯番号教えてやってよ」

6. キスのような音を鳴らし口笛を吹いてきた男

7. 10分も後をついてきた男「セクシーガール、どこ行くの? 一緒に行ってもいい?」

8. 「綺麗な可愛い娘だね」

9. 「ねえそこの可愛い子、なんで悲しいの?」「別に悲しくないから」 「じゃあなんで僕に笑ってくれないの?君は落ち込むには可愛すぎるよ」

10. 「おい見ろよ!」笑いながら下品な口笛を吹く

11. 「セクシー!」「車に乗らない?」と叫びながら2ブロックも背後を徐行運転でついてくる

12. 「ヘイ、セクシーガール!1人でどこ行くの?」

真顔で不愉快そうなノアとニヤつく男たち。コメントと一緒に写真を見ると生々しくて気持ちが悪いですね。見ず知らずの他人から浴びせられるこうした言葉に不快感を抱く女性は多いことでしょう。一方的に性的な対象として見られているようで不安に駆られたり不愉快な思いをすることも。

ならば泣き寝入りするのではなく、そういった無礼なナンパ男の写真を撮って反撃に出ようというのがノアの言い分です。(とはいえ、実際にこうした男性たちと写真を撮ることは危険な可能性もあるため、お勧めできません。)

実際にノアは1ヶ月で30枚以上もの嫌がらせ男性の写真を撮影しているそう。嫌がらせ被害者の女性がいかに不快な気分を味わうか、写真を公開されることによって加害者側の男性にも同様に不快感を味わってもらうことが狙いです。

ノアのプロジェクトは現在終了しましたが、その取り組みには今なお多くの女性が賛同しているそう。写真を公開された男性たちが彼らの行いを恥じ、反省し、自分たちが何気なく投げかける不用意な言葉が女性にとっていかに不愉快なものとなりうるのか、今後の行動に生かして欲しいものですね。

出典

womanderwesten

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