養子の10代の少年が実の母親に心に突き刺さるある歌を歌う

14歳のキャンプベルは、特別な日を迎えようとしていました。アメリカのオーディション番組「America’s Got Talent」に出場し、大観衆の前で歌うことになったのです。 でもそれだけではありません。彼には、テレビを通してある人に伝えたい大切なメッセージがあったのです。また、キャンプベルは自分が歌う曲で、きっと自分が泣いてしまうことも知っていました。

Youtube/Anthony Ying

キャンプベルは、赤ん坊のころに養子として2人の男性に引き取られました。実の母親にはすでに3人の子どもがいて、4人目の子どもを育てるだけの経済的余裕がなかったのです。一番末の男の子を養子に出すという決断は、母親にとって厳しいものであったに違いありません。

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こうしてキャンプベルは、2人の父親に育てられることとなりました。学校のクラスメートからそのことをからかわれることもありましたが、キャンプベルはそれを耐えることができたといいます。2人の父親からこれ以上ないほど愛されていることを知っていたからです。キャンプベルは、親子の関係をこう表現しています。「赤ん坊のころに養子になったから、僕にとっては父親が2人いるというのは普通のことだったんだ」

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しかし、彼の人生にはずっと何かが欠けていました。実の母親に会いたいという気持ちがいつもあったといいます。テレビで放映されるオーディションへの出場は、その思いをどこかにいる実の母親に伝えることができるかもしれない絶好の機会だと彼は考えたのです。彼はステージに上がり、心の声を見事な歌唱力で表現します。

キャンプベルが歌い始めた瞬間、観客全員が息を呑みます。こちらのビデオでご覧ください:

歌の歌詞は、聴く人すべての心の琴線に触れました。

毎日あなたに死ぬほど会いたかった

愛しい人、恐れないで

あなたのことを1000年間も愛してきました

これからの1000年間も愛し続けるでしょう

キャンプベルは、彼を養子に出した実の母親のことを決して批判しなかった素晴らしい父親に育てられたことが伺えます。少年は母親の選択の背景を理解し、今ではむしろそれに感謝しているといいます。

Youtube/Anthony Ying

キャンプベルは、実の母親のことを1ミリも恨んだりしていません。ただ、いつか会いたいという気持ちに正直なのです。

Youtube/Anthony Ying

彼の生みの母は、息子の成長した姿を見ていてくれたでしょうか。もし見てくれていれば、きっと、息子がテレビのオーディション番組に出場したということにではなく、彼がステージ上で表現して見せた精神面の成熟を誇らしく思い、それに安心してくれたに違いありません。

目に涙をいっぱいに溜めて息子を抱きしめた2人の父親にとっても、才能あふれるキャンプベルは、とてつもなく誇らしい、自慢の息子です。

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この2人が注いできた無条件の愛情が、キャンプベルの力、表現力の源となっています。家族の絆と、父親と息子の間にある深い愛情に出会えた素晴らしいエピソードでした。

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