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トリビア

農家が直径91センチの「卵」を敷地内で見つけた その中身が研究者を驚愕させる

アルゼンチンのブエノスアイレス近郊で小規模な農業を営むアントニオ・ニーヴァスは、ある日敷地内を歩いていて驚くべきものを発見しました。川のほとりに何か見慣れぬものを見つけ近づいていくと、それは長さ約91センチの黒い石のように硬い、卵のような物体でした。恐竜の卵に違いない!アントニオの期待は高まりました。

Youtube/Ruptly TV

しかし研究者がアントニオの元を訪れ調査を開始すると、すぐにそれは恐竜の卵にしては大きすぎるということが判明します。さらなる調査によって、これは巨大なアルマジロのような見た目をした有史以前に生息していたグリプトドンという生き物の遺骸だということがわかりました。この生き物は氷河期が終わった約1万年前に絶滅しています。見た目はアルマジロに似ていますが実際はずっと大きな生物で、体長3メートルにも及ぶ場合もあるそうです。

アントニオが見つけたものは若いグリプトドンのものだそうで、1万年以上の時を超えた遺骸の保存状態の素晴らしさに研究者たちは驚きを隠せませんでした。千以上の骨板で構成された甲羅の模様がはっきりと見て取れました。

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たまたま地中からこんなにキラキラしたものを掘り起こしてしまったらびっくりです。ただのガラクタではなく、古代のものだと気づけたアントニオもすごいのですね。

 
プレビュー画像:©︎YouTube/Ruptly TV