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夫が死んだとき、妻は妊娠6ヶ月だった。それから3ヶ月後、写真の中の光景に彼女は深く心を動かされる。

ジェッシーからのプロポーズに「イエス」と答えたとき、アマンダはすでに妊娠していました。アメリカ・ペンシルベニア州出身の二人は、生まれてくる息子の名前もすでに選んでいました。ジェームズソンです。

しかし、ジェッシーは生まれてくる可愛い息子の顔を見ることはありませんでした。5月27日、ジェッシーは実家で木の伐採作業を手伝っていた際、不慮の事故で亡くなってしまったのです。巨木の枝を頭部に受けるという、とても不幸な事故でした。

アマンダは、その時妊娠6ヶ月。突然訪れた愛する人との別れに打ちひしがれながらも、アマンダは二人の愛の結晶であるお腹の子のためにも強くあろうと努めました。

そして妊娠9ヶ月目に入った月、アマンダはジェッシーと予定していた妊娠中の記念写真を撮ることを決心します。ジェッシーの姿も撮影後に写真を加工して加えることにしました。父を知らずに育つことになるジェームズソンのためにも、思い出となる家族写真を実現したかったのです。 

フォトグラファーのシャーナ・ローガンは撮影当日を振り返り、次のようにコメントしています。

「アマンダは撮影中ずっとジェッシーの話をしていました。今でもジェッシーが側にいてくれているような気がすることや、ジェームズソンという宝物を授りどんなに嬉しかったこと、そして良い母親になり、ジェームズソンには精いっぱいの愛情を注ぎたいことなどを語ってくれました」

家族写真が完成したのはジェームズソンが生まれた後でした。出来上がった写真にアマンダは驚き、感情を抑えきれなかったと言います。

「写真を見た瞬間、言葉を失ってしまいました。ジェームズソンを抱きながら、声を出して泣きました。それは喜びの涙でした。ジェッシーはそこにいないけれど、そこにいたからです」

今もジェッシーは、ずっとやさしい笑顔で二人を見守ってくれているのでしょう。